ワールドシリーズ第3戦

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ（WS）第3戦に「1番・DH」で先発出場。2本塁打を含む4打数4安打とした後、4打席連続申告敬遠と四球でポストシーズン（PS）史上初の1試合9出塁をマークした。延長18回死闘の末に、チームは6-5でサヨナラ勝ち。足を気にするシーンもあった大谷だが、デーブ・ロバーツ監督は、28日（同29日）の先発登板について「大丈夫だ」と強調した。

　6時間39分に及ぶ歴史的死闘で、大谷が歴史的な活躍を見せた。

　3回に右越え本塁打を放つと、7回には左中間へ同点弾。その後の大谷は9、11、13、15回と4打席連続申告敬遠で17回は四球。PS史上初となる1試合9出塁をマークした。

　延長11回、ベッツの左前打で二塁に向かう際、異変が起きたのか減速。トレーナーとロバーツ監督が心配そうに駆け寄ったが、交代はしなかった。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門Xは、試合後番組でロバーツ監督がコメントする動画を公開。28日（同29日）に先発登板予定の大谷について、「彼は大丈夫だ。足が攣ったけど彼は投げるよ」と明かした。

　また、デビッド・オルティズ氏から「ここに良い風呂があるって聞いたんだけど。ここで寝る？　それとも家に帰るの？」と問われると、指揮官は「一つ言っておきたいのは、私は球場に一度も泊ったことはないよ」と笑っていた。