ワールドシリーズ第3戦

　米大リーグのドジャースが、劇的勝利で2年連続世界一へ前進した。27日（日本時間28日）、本拠地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ（WS）第3戦は6時間39分に及ぶ死闘に。延長18回にフレディ・フリーマン内野手がサヨナラ弾を放って6-5で勝利し、通算2勝1敗とした。殊勲のフリーマンは、10番手で登板し勝利投手となったウィル・クライン投手を称えた。

　死闘に終止符を打ったのはフリーマンだった。延長18回、先頭打者で打席に入ると、バックスクリーンへサヨナラ弾を叩き込んだ。

　6時間39分の壮絶バトルを見届けたドジャースタジアムのファンは大興奮。フリーマンも両手を突き上げながらダイヤモンドを一周した。

　大谷翔平が2本塁打を含む4打数4安打5四球でポストシーズン史上初となる1試合9出塁を記録した試合だが、殊勲の主砲が真っ先に称えたのは、15回からの4イニングを1安打に封じた10番手のクラインだった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の試合後インタビューに登場したフリーマンは「長い時間がかかったけど、この試合は信じられないよ。ブルペンが素晴らしかったね。そしてウィル・クライン。本当に信じられないぐらい素晴らしかったよ」と勝利をたぐり寄せた右腕に最敬礼していた。