ツール・ド・フランスで「恐怖のクラッシュ」 “疑惑”の波紋は世界中に拡大
カベンディッシュも回想「あんな感じでエルボーを食らうのは好きじゃない」
「必見:ペテル・サガンがマーク・カベンディッシュにエルボーを見舞い、ツール・ド・フランスから追い出される」と特集したのは米テレビ局「CBSスポーツ」電子版だ。サガンの右肘がカベンディッシュの体に接触している瞬間の写真を紹介し、「サガンのエルボーがえげつないクラッシュを引き起こし、カベンディッシュが血まみれに。出場権を剥奪されることに」と報じている。
また、英地元紙「ガーディアン」電子版も、「恐怖のクラッシュ後、マーク・カベンディッシュがツアーから離脱し、ペテル・サガンは失格」と報道し、ドイツ地元紙「ビルト」も「世界王者ペテル・サガンが残虐な攻撃」と見出しを立てている。さらにスペイン地元紙「AS」も「サガンがカベンディッシュへのエルボーでツアーから蹴り出される」と特集するなど、世界王者は各国メディアから注目を浴びる形となった。
さらに、英公共放送「BBC」では時速60キロの猛スピードで起きた大惨事だったことを紹介。そして、カベンディッシュが「私はデマールをただ追いかけていたんだ。そこでサガンが出てきた。ペテルとは仲良くやっているが、僕からエルボーをかましたことはない。あんな感じでエルボーを食らうのは好きじゃない」と話したと伝えている。
ツール・ド・フランスで起きた“疑惑のクラッシュ”は、早くも大きな波紋を見せている。