ツール・ド・フランスで「恐怖のクラッシュ」 “疑惑”の波紋は世界中に拡大
自転車ロードレースの祭典「ツール・ド・フランス」は現地4日に第4ステージが行われたが、ゴール前で波乱が起こった。世界王者ペテル・サガン(スロバキア)がラストスパートを仕掛けた際にマーク・カベンディッシュ(英国)と接触。相手は落車してリタイアを余儀なくされ、後続も次々と転倒する大クラッシュに発展した。各メディアもこの“疑惑”のシーンについて、「サガンがカベンディッシュに肘打ちを見舞い、フランスから追い出される」「サガンのエルボーがえげつないクラッシュと引き起こした」と一斉に報じている。
自転車ロードレースの祭典で…ゴール前で複数人を巻き込むアクシデントが発生
自転車ロードレースの祭典「ツール・ド・フランス」は現地4日に第4ステージが行われたが、ゴール前で波乱が起こった。世界王者ペテル・サガン(スロバキア)がラストスパートを仕掛けた際にマーク・カベンディッシュ(英国)と接触。相手は落車してリタイアを余儀なくされ、後続も次々と転倒する大クラッシュに発展した。各メディアもこの“疑惑”のシーンについて、「サガンがカベンディッシュに肘打ちを見舞い、フランスから追い出される」「サガンのエルボーがえげつないクラッシュと引き起こした」と一斉に報じている。
まさかのアクシデントだった。
ゴール手前50メートル――。ツール・ド・フランス通算30勝のカベンディッシュは、フェンス側から前方のサガンを抜きにかかった。すると、スピードアップしてコースがわずかに膨らんだサガンの右腕が当たり、バランスを崩して壁に激突。激しい勢いで地面に叩きつけられ、後続もコース中央に突如現れたバイクに足元をすくわれて次々と落車した。
レースはアルノー・デマール(フランス)がトップでゴールインし、サガンはラストスパートも実らず2位でフィニッシュ。しかし、カベンディッシュは右肩骨折で離脱が決定し、ツール・ド・フランス通算8勝を誇るサガンも失格処分となった。このシーンは世界各国のメディアが報じている。