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「3億2500万ドル…十分すぎるほど見合う」 山本由伸、疑問視された契約の価値を証明 米太鼓判

米大リーグ、ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地トロントで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発し完投勝利。チームが1勝1敗のタイに持ち込むのに貢献した。そして注目されているのが、2023年のオフに山本がドジャースと結んだ12年総額3億2500万ドル(約463億円=当時)の契約。疑問の目で見られたこともあったが、米メディアは「価値は十分にあった」と再評価している。

ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】
ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

ポストシーズンで2試合連続の完投勝利は「より明るい未来」

 米大リーグ、ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地トロントで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発し完投勝利。チームが1勝1敗のタイに持ち込むのに貢献した。そして注目されているのが、2023年のオフに山本がドジャースと結んだ12年総額3億2500万ドル(約463億円=当時)の契約。疑問の目で見られたこともあったが、米メディアは「価値は十分にあった」と再評価している。

 先発マウンドに立った山本は初回、先頭のスプリンガーからの連打で無死一、三塁のピンチを背負ったもののゲレーロJr.を空振り三振、カークを一直、バーショを見逃し三振に抑えて波に乗った。9回を105球で投げ切り、4安打1失点、8奪三振の快投。打線も1-1の7回にスミスが決勝弾を左翼へ放つなど、6安打5得点で援護した。

 山本は14日(同15日)、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦でも9回を3安打1失点、7奪三振で完投している。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「圧巻の第2戦、ヨシノブ・ヤマモトが騒がれた価値を示す」という記事を掲載し称えた。

 記事は「25歳のシーズンを迎えたフリーエージェントの日本人右腕、ヨシノブ・ヤマモトは獲得に値する選手だった」と称え「そして今、彼はメジャーリーグの歴史を塗り替えると同時に、先発投手の役割をより明るい未来へ導いており、2023年12月にロサンゼルス・ドジャースが提示した12年総額3億2500万ドルという投手として史上最高額の契約に、十分すぎるほど見合う存在であることを証明している」と続けた。

 投球数の管理が厳格となり、完投が珍しくなった時代に、当たり前のように9回までマウンドに立ち続ける山本を時代を変える存在とまで見ているようだ。

 さらに「ヤマモトはポストシーズンで2試合連続の完投を達成した。これは、レギュラーシーズンを通じてリーグ全体でわずか29試合しか完投がなかったことを考えると驚異的だ。2度目の完投は、ドジャースが土曜夜の試合でトロント・ブルージェイズに5対1で勝利し、ワールドシリーズの対戦成績を1勝1敗のタイに戻した一戦でのもの。被安打4で105球を投げ切った圧巻の投球は、一度目の完投をも上回るほど見事なものだった」と絶賛している。

(THE ANSWER編集部)


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