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SBドラ1佐々木麟太郎、取材窓口が会見 目的は「憶測記事も。改善したい」 本人は米国で真夜中にドラフト生視聴

プロ野球のドラフト会議で、ソフトバンクが1位指名し交渉権を得た佐々木麟太郎内野手(米スタンフォード大)について27日、個人サポートを行うナイスガイ・パートナーズ社が都内で会見を開き、現状説明を行った。報道陣はおよそ40人が集結。同社の木下博之氏が対応した。

スタンフォード大の佐々木麟太郎【写真:AP/アフロ】
スタンフォード大の佐々木麟太郎【写真:AP/アフロ】

父・洋氏はドラフト以前から「指名枠を無駄にする可能性…失礼がないようにしたい」

 プロ野球のドラフト会議で、ソフトバンクが1位指名し交渉権を得た佐々木麟太郎内野手(米スタンフォード大)について27日、個人サポートを行うナイスガイ・パートナーズ社が都内で会見を開き、現状説明を行った。報道陣はおよそ40人が集結。同社の木下博之氏が対応した。

 木下氏は会見の理由について「指名された後、皆さんに丁寧に情報を提供できていない」「いろんな憶測記事だったり、前に前に出てしまった記事も拝見される。改善していきたい」と説明。9月から米国に戻っている佐々木は、ドラフト会議の様子をネットで生視聴していたという。現地は真夜中だったが、指名の瞬間も確認。ソフトバンクの王貞治球団会長からはエージェント経由で連絡をもらったとも明かした。

 木下氏は、佐々木の気持ちとして「指名してくださった(ソフトバンクとDeNAの)2球団に感謝している。一方で、これまで見に来て下さった球団にも感謝している。励みになっていた」と説明。ただ今季についてはスタンフォード大でプレー。来年6月に、野球部の来期活動が終わるまで動きはないという。その後の7月にはMLBドラフトもある。木下氏は「大学に残る選択肢はあるので、長期的な視点で考えていく。アメリカまで追いかけてくださった球団には本人も家族も感謝している」と今後についても語った。NPB8球団が現地を訪れ、視察したことを把握しているという。

 佐々木の父で、花巻東の監督を務める洋氏はドラフト以前から「(球団の)指名枠を無駄にしてしまう可能性がある。そういった失礼がないようにしたい」との考えがあったという。ソフトバンクの城島健司チーフ・ベースボールオフィサー(CBO)が明日28日に、洋氏のもとへ挨拶に向かう。

都内で会見を開き、佐々木麟太郎内野手について現状説明を行った木下博之氏【写真:編集部】
都内で会見を開き、佐々木麟太郎内野手について現状説明を行った木下博之氏【写真:編集部】

 佐々木は花巻東高時代に史上最多とされる高校通算140本塁打を残した強打者。ただ2023年のドラフト前にはプロ志望届を提出せず、学業、運動の双方で米国屈指の実績を挙げるスタンフォード大に進んだ。1年目のリーグ戦は52試合で打率.269、7本塁打、41打点を残した。

 米国のドラフトでは21歳以上の2年生選手も指名対象となるため、来年4月18日に21歳となる佐々木は来年7月の会議で指名を受けられる。さらに、この条件を満たす日本のドラフト対象選手は前年秋の会議で指名できると今年確認され、23日のドラフトではソフトバンクとDeNAが1位入札。抽選でソフトバンクが交渉権を獲得した。交渉・契約は来年5月のリーグ戦後に可能になる。

(THE ANSWER編集部)

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