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開始2分で指名→質問の嵐に本音「お腹すいた」「水ない?」 中日ドラ1位・中西、緊張の3時間半

プロ野球ドラフト会議が23日に都内で行われ、青学大の中西聖輝投手が中日から1位指名を受けた。選手の読み上げが始まってからたった2分で名前が呼ばれたが、全ての対応を終えたのは会場到着から3時間半後。「お腹すいた」と思わず嬉しい悲鳴を上げていた。

会見に出席した青学大・中西聖輝【写真:横田美咲】
会見に出席した青学大・中西聖輝【写真:横田美咲】

2025年プロ野球ドラフト会議

 プロ野球ドラフト会議が23日に都内で行われ、青学大の中西聖輝投手が中日から1位指名を受けた。選手の読み上げが始まってからたった2分で名前が呼ばれたが、全ての対応を終えたのは会場到着から3時間半後。「お腹すいた」と思わず嬉しい悲鳴を上げていた。

 午後4時39分に東京・渋谷区の同大キャンパスの会見場に登場した中西。リラックスした笑顔を見せていたが、「めちゃくちゃ緊張する」とつぶやき、目を閉じる場面もあった。指名選手の読み上げが始まったのは5時7分。その2分後、中日から1位で名前を呼ばれた。

 会場は「オー!」と一瞬にして熱狂の渦と化したが、中西は表情を変えず。ジッと画面を見つめ続けた。自身の指名から18分後、同じく1位で小田康一郎内野手がDeNAから指名を受け、やっと笑顔を見せた。青学大は3年連続となるドラフト1位2人輩出の快挙。記者会見には報道陣およそ50社100人以上、テレビカメラ約10台が集結した。

 会見開始から50分過ぎ、名古屋のテレビ局がギリギリで「いま到着した」と会場に姿を現した。ドタバタの中、地元・中日のドラ1中西に問いかけるなど、嬉しい質問の嵐を浴びた。気づけば1時間が経過。しゃべり倒した中西は緊張から解き放たれたのか「のど渇いた~、水ない?」「お腹すいた」と苦笑いで水をがぶ飲み。急場しのぎのミンティアを口に放り込み、再び笑顔で写真撮影に応じた。

 7時45分、会見場に中日・井上一樹監督が到着。笑顔で握手し、改めて取材対応となった。8時を超えて全てが一段落。チームメートが集まる席に戻ると「とにかく、お腹すいた。(カレー専門店の)日乃屋行って帰ろう」と空腹を鎮めたい気持ちでいっぱい。会場到着から3時間半が経過し、さすがに疲労感もにじませた。

 それでも最後はチームメートから胴上げされ、喜びを爆発させた中西。「誰にも負けたくないという気持ちが強い。一番になるという気持ちを強く持ってプレーしたい。早くチームの戦力となって戦えたら」。4年春に“戦国東都”1部のMVPに輝き、日米大学選手権でも活躍した152キロ右腕は、大きな期待とともにプロへはばたく。

(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)

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