錦織に復活の兆し 最終セットの“超絶ラリー”に海外喝采「彼らの限界に拍手」
男子テニスのバルセロナ・オープンは28日、シングルス準決勝で世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は同14位ダニール・メドベージェフ(ロシア)に4-6、6-3、5-7で惜敗。決勝進出を逃したが、白熱の接戦で復活をアピールした。最終セットにはロングラリーから巧みなロブショットを決める超美技が炸裂。海外メディアが実際のシーンを動画付きで公開し、「彼らの限界に拍手」と喝采を送っている。
最後はメドベージェフも追えず…実況唸る「並外れたラリーです」
男子テニスのバルセロナ・オープンは28日、シングルス準決勝で世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は同14位ダニール・メドベージェフ(ロシア)に4-6、6-3、5-7で惜敗。決勝進出を逃したが、白熱の接戦で復活をアピールした。最終セットにはロングラリーから巧みなロブショットを決める超美技が炸裂。海外メディアが実際のシーンを動画付きで公開し、「彼らの限界に拍手」と喝采を送っている。
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意地と意地が、ぶつかり合った。最終セット、3-3で迎えた第7ゲーム。メドベージェフがサービスを放つと、白熱のラリーに展開した。互いに左右に変化をつけて揺さぶるが、ミスをしない。10本、20本と続き、バルセロナの観衆も静寂を保ちながら見守る。そして、勝負をかけたのが、錦織だ。
意表を突くドロップショットを落とし、メドベージェフをネット際におびき寄せる。なんとか拾ったが、錦織はがら空きとなった後方に落ち着いてロブショットを放つ。これにはメドベージェフも追いつけず、長い長いラリーにこうして終止符を打った。会場には割れんばかりの大歓声が注いだ。
ATP公式中継サイト「テニスTV」公式ツイッターは実際のシーンを動画付きで公開。「彼らの限界に」と記し、拍手の絵文字を添えた。実況も「並外れたラリーです。驚きのプレーです、ケイ・ニシコリ」と唸った。試合は惜しくも敗れたが、錦織らしさも見せつけ、確かな復調の兆しを感じさせた錦織。目下の大目標、全仏オープンへ手応えのあるバルセロナの戦いとなった。
(THE ANSWER編集部)