大学侍主将でも指名漏れ 「ドラ1位候補」の呼び声も…厳しい現実→再出発からの現在地
近年のプロ野球ドラフト会議では、高校、大学野球で世代トップクラスの実績を持つ有力選手が、予想外の“指名漏れ”となるケースが続いている。特に上位候補として注目された2022年の山田健太内野手(立大)や2023年の眞鍋慧内野手(広陵高)、そして2024年の箱山遥人捕手(健大高崎高)は現在、どうしているのだろうか。

毎年のように驚きの名前が指名漏れを味わっている現実
近年のプロ野球ドラフト会議では、高校、大学野球で世代トップクラスの実績を持つ有力選手が、予想外の“指名漏れ”となるケースが続いている。特に上位候補として注目された2022年の山田健太内野手(立大)や2023年の眞鍋慧内野手(広陵高)、そして2024年の箱山遥人捕手(健大高崎高)は現在、どうしているのだろうか。
2022年のドラフトでファンに驚きを与えたのが、山田の指名漏れだった。大阪桐蔭高では根尾昂(中日)や藤原恭大(ロッテ)らと甲子園春夏連覇を達成し、大学でも日本代表の主将を務めるなど世代屈指の内野手と評価されていたが、会議では最後まで名前を呼ばれなかった。
その後は社会人野球の日本生命に進み、指名が再解禁となる昨秋もプロから声はかからなかった。ただ今夏の都市対抗では三塁を守り2本塁打という強打で、チームの4強進出に貢献。その動向が三たび注目されている。
2023年のドラフトでは、「広陵のボンズ」の異名をとり、高校通算62本塁打を放った眞鍋に指名がなかった。ただこれは、事前に3位までに指名されなければ大学進学と伝えていたための事象でもあった。プロ球団側はポジションが一塁に限定されることや守備の不安から、上位指名に踏み切れなかった。その後は大商大に進み、1年生から主力として活躍。2年後の秋に再び注目されることになりそうだ。

そして2024年のドラフトでは、春のセンバツで健大高崎高を優勝に導いた箱山遥人捕手が指名から漏れた。全12球団から調査書が届き、1位指名候補とする見方もある中で指名がなかったことに驚きが広がった。
その後は社会人野球のトヨタ自動車に進み、今夏の都市対抗野球でもベンチ入りするなどより高いレベルで経験を積んでいる。指名が再解禁となる2027年秋までに定位置を奪い、再びアピールすることができるか。
(THE ANSWER編集部)
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