杉田祐一、四大大会初勝利 ATPも舞台裏の逸話紹介「フェデラーが足を止めて祝福」
テニス男子シングルス世界ランク44位の杉田祐一(三菱電機)はウィンブルドン1回戦で同151位のブライダン・クライン(英国)と対戦し、7-6、6-3、6-0のストレート勝ちで、四大大会初勝利を飾った。ATPワールドツアー公式サイトは「杉田がフェデラーから祝福される」と、試合後に芝の帝王ロジャー・フェデラー(スイス)から祝福を受けたエピソードを紹介している。
ウィンブルドン男子シングルス1回戦、クライン相手にストレート勝ち
テニス男子シングルス世界ランク44位の杉田祐一(三菱電機)はウィンブルドン1回戦で同151位のブライダン・クライン(英国)と対戦し、7-6、6-3、6-0のストレート勝ちで、四大大会初勝利を飾った。ATPワールドツアー公式サイトは「杉田がフェデラーから祝福される」と、試合後に芝の帝王ロジャー・フェデラー(スイス)から祝福を受けたエピソードを紹介している。
アンタルヤ・オープン優勝で勢いに乗る杉田は、クライン相手に安定した戦いぶりを披露。第1セットをタイブレークの末に7-6で取ると、その後の第2、第3セットも6-3、6-0とブレークを許すことなく勝利を掴んだ。記事によれば、本人も試合後の会見で「第2セット、第3セットと本当に上手くプレーできました。彼は第1セットで多くのドロップショットを使ってきて、最初は本当に難しい戦いでした。でも、それ以降は試合を支配することができました」とゲーム内でプレーレベルを上げられたことに手応えを感じていたという。
ATPツアーで初優勝を飾り、3日に発表された世界ランキングも44位に急上昇。充実の時を迎えている杉田については、テニス界のレジェンドも目をかけているようだ。
ATP公式サイトでは「会見が行われる直前には、会場の廊下でロジャー・フェデラーがここ最近のスギタの躍進ぶりを祝福するために足を止めた」と、フェデラーが杉田に対して直接声をかけたことを報じている。杉田は6月にドイツで行われたゲリー・ウェバー・オープンで優勝したフェデラーに1回戦でストレート負け。しかし、尊敬する選手と公言しているフェデラーとの初対戦でインスピレーションを得ると、アンタルヤ・オープンで日本人史上3度目となるATPワールドツアー優勝という快挙を成し遂げた。