打者として3本塁打、注目を集める投手としての“19球”

　米大リーグのドジャースは17日（日本時間18日）、本拠地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に5-1で勝利し、2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。「1番・DH兼投手」で先発した大谷翔平投手は打者として3本塁打、投手として7回途中まで無失点。チームに勢いを呼び込んだ初回の“19球”に、日本のファンが驚きの声を上げている。

　初回のマウンドに立った大谷は先頭を四球で歩かせたものの、そこから圧倒的な投球を見せた。2番のチョーリオをスライダーで2ストライクと追い込むと、この試合10球目は外角への100.3マイル（約161.4キロ）のストレート。バットが空を切った。

　さらにイエリッチに対しても変化球で追い込み、2-2からの6球目は外角低めへの100.2マイル（約161.3キロ）。イエリッチは反応できず見逃し三振に終わった。続くコントレラスは2ストライクから、外角へ逃げていく87.6マイル（約141キロ）のスイーパーで空振り三振。3球で料理し、この回19球で終えた。ドジャースの公式Xが、このイニングの決め球を続ける動画を公開すると、ファンからは驚きのコメントが並んだ。

「今日は見ればわかる絶好調」
「投げてるボールがエグすぎる」
「ピンポン球かよw」
「エグいぞ今日の直球。スピード、伸び、コース…えげつない」
「スイーパー、パワプロくん並みに曲がってるやん」
「最後のスイーパー曲がりキモすぎて草」
「誰が打てんねん」
「気持ち良すぎるだろこれ」
「最後のスイーパーどうなってんの」

　さらに「50本打った人がこの投球すごすぎる…」との声も、大谷は直後の打席で先頭打者弾を放ち、4回、7回にも一発。投手としては6回0/3を2安打無失点、10奪三振の快投を披露し、シリーズMVPに輝いている。