敵軍ロッカーで大谷3発10Kの畏怖充満 守護神、17勝エース、MVP男が…敵将「異論の者はいない」
米大リーグのドジャースは17日(日本時間18日)、本拠地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に5-1で勝利し、2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。「1番・DH兼投手」で先発した大谷翔平投手は、打者として3本塁打、投手として6回0/3を無失点、10奪三振という大活躍でシリーズMVP。4連敗を喫したブルワーズのクラブハウス内にも、大谷への畏怖が充満していた。

ナ・リーグ優勝決定シリーズに4連勝、MVPさらった大谷
米大リーグのドジャースは17日(日本時間18日)、本拠地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に5-1で勝利し、2年連続のワールドシリーズ進出を決めた。「1番・DH兼投手」で先発した大谷翔平投手は、打者として3本塁打、投手として6回0/3を無失点、10奪三振という大活躍でシリーズMVP。4連敗を喫したブルワーズのクラブハウス内にも、大谷への畏怖が充満していた。
大谷は初回、投手として先頭打者に四球を与えたもののそこから3者連続奪三振で波に乗った。直後の打席で右翼へ先頭打者弾、4回2死の打席でも右翼へこの日2本目の本塁打を放った。7回の打席では中堅左へ3本目。ポストシーズンでの打撃不振を振り払う大活躍だった。
米メディアが伝えたところによると、試合後のブルワーズのロッカールームでは、大谷への畏怖が充満していたようだ。MLB公式サイトのブルワーズ番、アダム・マクカルビー記者は、今季17勝で最多勝に輝いたエース・ペラルタと、18年にMVPを獲得しているイエリッチの言葉をXで伝えている。
ペラルタは「彼(大谷)は別次元さ。彼がやったことは信じられないよ。今夜だけでなく、MLBのキャリアを通じて彼が成し遂げていることは特別なものだ。嘘はつけない。彼は本当に特別で、彼のプレーを見るのは楽しい。特に今夜のプレーは、個人的に一生忘れられないだろうね」と絶賛。イエリッチも「おそらく野球史上最高の試合の一つだろう。こんなことは今までに何回あったのかわからないけど、それほど多くはないと思う」と驚きを口にしていた。
ペラルタは「彼は素晴らしいし、球界にとっても素晴らしい選手だよ」と語り、イエリッチも「彼が球界最高の選手であることには理由がある。彼は今夜、それを証明したんだ」とコメント。敵ながら手放しで称えるほかなかった。
また米ウィスコンシン州地元紙「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」のトッド・ロシアク記者は、7回に被弾したブルワーズ3番手メギルの取材動画を投稿。今季30セーブの守護神は「彼にブチのめされたね。僕たちはとにかく彼をアウトに打ち取ろうとしていた」とし、「6イニング以上投げて3本塁打。100年間で誰も見たことがないと思う。先発としても素晴らしいピッチングで、どうすることもできなかった」と脱帽していた。
会見でブルワーズのマーフィー監督は「今夜の我々は、ポストシーズン史上最高の個人パフォーマンスの一部になった。異論を唱える者はいないだろう。その男は10奪三振、3本塁打を打った。私はチームを誇りに思っている。尊敬しているよ」と、歴史に残る一夜を振り返っていた。
(THE ANSWER編集部)
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