暴投で二塁から一気に生還 有望若手の“神走塁”をMLBが称賛「モンデシーは飛べる」
米大リーグで驚きの走塁が話題を呼んでいる。二塁走者が投手の暴投によって一気に生還。毎秒30.1フィート(9.17メートル)の快足を記録した生還シーンを、MLBが公式ツイッターで動画で公開。ファンからも「最速の男」などと反響の声が上がっている。
ロイヤルズの23歳モンデシーが驚きの走塁を披露
米大リーグで驚きの走塁が話題を呼んでいる。二塁走者が投手の暴投によって一気に生還。毎秒30.1フィート(9.17メートル)の快足を記録した生還シーンを、MLBが公式ツイッターで動画で公開。ファンからも「最速の男」などと反響の声が上がっている。
驚きの走塁が話題を呼んでいるのは、23日(日本時間24日)のロイヤルズとレイズの一戦だった。主役はロイヤルズの若き遊撃手ラウル・モンデシー。8回1死二塁走者だったモンデシーは、レイズの右腕・プルイットの投球がワンバウンドとなり、捕手も止められないのを見ると三塁へ進塁。そして、ここからだ。
ボールが三塁ベンチ方向へ転がるのを確認するや、一気に三塁ベースも蹴って加速。本塁へ頭から滑り込み、得点をもぎ取ったのだ。
MLB解析システム「スタットキャスト」によると、モンデシーのスピードは30.1フィートを記録。30フィート以上がMLBでも一流のスピードと考えられているが、それを上回ったことを伝えている。
動画を公開したMLBの公式ツイッターでも「ワイルドピッチで二塁から生還? ラウル・モンデシーは飛べる」と驚きと称賛をつづると、目の当たりにしたファンからも「ウィリー・メイズ・ヘイズ以来、最速の男」「三塁コーチャーは、どう指示して良いか分かっていないね。彼はただ見ているだけだ」などと仰天の様子だった。
俊足と好守、強肩で期待のかかるモンデシー。父のラウル・モンデシーも俊足強打の外野手でドジャース時代の1997年にはトリプルスリーも記録している。今季はレギュラーとして定位置を獲得しており、ブレイク間近と目されている。
(THE ANSWER編集部)