大谷翔平は「本来のスイングができていない」 敵将が見抜いた“攻略法”…三塁打浴びるも指摘
米大リーグのドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦を戦い、3-1で勝利。このシリーズ3連勝で、2年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけた。初回には、不振が続いていた大谷翔平投手が先頭打者三塁打で先制点につなげた。ただ試合後、ブルワーズのパット・マーフィー監督は大谷の現状を「本来のスイングができていない」と指摘している。

久々長打も…リーグ優勝決定シリーズでも打率.182
米大リーグのドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦を戦い、3-1で勝利。このシリーズ3連勝で、2年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけた。初回には、不振が続いていた大谷翔平投手が先頭打者三塁打で先制点につなげた。ただ試合後、ブルワーズのパット・マーフィー監督は大谷の現状を「本来のスイングができていない」と指摘している。
大谷は初回、左腕アシュビーがカウント1-2から投じた外角低めのスライダーを両腕を伸ばして拾い、右翼線を抜く打球にしてみせた。快足を飛ばして三塁を陥れると、スタンドの声援はさらに大きくなった。直後、ベッツの適時二塁打で生還した。ただシリーズを通じては11打数2安打で打率.182、長打はこの三塁打一本に抑えられている。この試合でもその後は二ゴロ、三振2つと精彩を欠いた。
米専門メディア「ドジャーブルー」公式YouTubeチャンネルが公開した試合後の会見で、大谷の攻略法を問われたマーフィー監督は「ショウヘイは球界最高の打者の一人だ。彼がどのような状況にあろうとも、彼が初回に打ったボールは良い球だった。それをちょうど良い場所に当てた。それが三塁打になり、結果的に得点につながった」とまず先制を許すきっかけとなった巧打を称えた。
ただ現状については「ショウヘイは普段、打球を100マイル以上で打ち返す。あの打球はバットの先かどこかで、一塁手の頭を越える当たりだった。彼は本来のスイングができていない」とみている。
抑えるカギは、きっかけを与えないことだという。「(大谷は)非常に危険な打者であることに変わりはない。そのことを忘れてはいけない。彼のような偉大な選手は、一瞬で調子を取り戻すことができる。しかし、厳しく攻めたり、彼が打てないコースに投げ込めば(打たれない)。それが野球というものだ。それは良いピッチングであり、称賛に値する」と続けた。
この日は7回2死無走者の場面で大谷を迎えると、投手を左腕のケイニグに代えて空振り三振に仕留めた。17日(同18日)の第4戦でも、慎重な攻めが徹底されそうだ。
(THE ANSWER編集部)
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