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ドジャース襲った大珍事は選手も理解不能 マンシー「いまだに困惑」キケ「正直に言うと…」

米大リーグ・ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)初戦を2-1で制した。4回の攻撃では1死満塁から“中ゴロ併殺”という大珍事が発生。試合後のナインも困惑していた。

ブルワーズ戦、4回に本塁でアウトになったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(左)【写真:ロイター】
ブルワーズ戦、4回に本塁でアウトになったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(左)【写真:ロイター】

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦

 米大リーグ・ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)初戦を2-1で制した。4回の攻撃では1死満塁から“中ゴロ併殺”という大珍事が発生。試合後のナインも困惑していた。

 大珍事が発生したのはドジャースの4回の攻撃だった。

 1死満塁からマンシーが中堅へ特大の飛球を放つ。フェンス際でブルワーズ中堅手フリリックは、ジャンプしてキャッチを試みた。グラブからこぼれたボールをそのままキャッチしたかに見えたが、直前でフェンスにボールが当たっていた。

 タッチアップに備えて一度三塁ベースに戻ったテオスカー・ヘルナンデスは、急いで本塁へ向かうが、見事な中継プレーで本塁に送球されてフォースアウトに。さらに二塁走者スミスはフリリックがキャッチしたと判断して進塁しておらず、捕手がボールを持ったまま三塁を踏んで、まさかのゲッツーが完成してしまった。

 ドジャースナインにも衝撃が広がっていた。

 米カリフォルニア州地元局「NBCロサンゼルス」のマイケル・J・デュアルテ記者は、自身のXにマンシーが取材に応じる動画を投稿。「彼(フリリック)は中堅で素晴らしいプレーをした。後で何が起こったのか聞いたけど、よく分かっていない。いまだに困惑しているよ。リプレーはまだ見ていないけど……。少なくとも犠牲フライで1点を取れるとは思った。それがダブルプレーだからね。間違いなく自分史上最悪のダブルプレーだよ」と話していた。

 また、米衛星ラジオ局「シリウスXM」のチャンネル「MLBネットワークラジオ」公式Xは試合後の“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデスのインタビュー動画を公開した。

「僕の視点からでは、ボールはグラブを弾いて、壁に当たって跳ね返ってきたと思った。グランドスラムだとね。僕は本塁の後ろに立って、テオに『全速力で走れ』と伝える、自分の仕事をしなかった。でも正直に言うと、何が起こったのか分かっていなかった。捕球したかどうかの判定もわからない」としたキケは、「僕たちにとっては厳しく、彼らにとっては大きかった。もう二度と見ることはないプレーだろうね」と言葉を並べた。

(THE ANSWER編集部)


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