なぜ、大谷翔平の次戦登板は未定なのか…地区Sで好投も「別の理由が」 米記者が指摘
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)での次回登板が、シリーズ第3戦以降になる見通しとなった。フィリーズとの地区シリーズ第1戦では好投したが、デーブ・ロバーツ監督はブルワーズとのNLCSで先発ローテーションを再編。この決断の裏には、投手陣の運用面に加え、不振にあえぐ打撃面への配慮がある可能性を米記者が伝えている。

山本が第2戦、大谷は第3戦以降に…打撃不振との関連も浮上
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手のナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)での次回登板が、シリーズ第3戦以降になる見通しとなった。フィリーズとの地区シリーズ第1戦では好投したが、デーブ・ロバーツ監督はブルワーズとのNLCSで先発ローテーションを再編。この決断の裏には、投手陣の運用面に加え、不振にあえぐ打撃面への配慮がある可能性を米記者が伝えている。
当初は第1戦にブレイク・スネル、移動日前の第2戦に大谷が登板することが有力視されていた。しかし、ロバーツ監督は第2戦の先発に山本由伸を起用すると発表。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、「なぜドジャースはショウヘイ・オオタニの次戦登板をNLCS後半にずらすのか」との見出しで、ジャック・ハリス記者の署名記事を掲載した。
指揮官は大谷の登板については「我々はどの日になるか分かっていない」「しかし、彼はある時点で投げるだろう」と述べるにとどめた。これにより、大谷が今シリーズで先発する機会は一度きりとなる可能性が高まった。
同紙はこの投手起用の利点を分析。山本は中5日の登板間隔に慣れており、第2戦に起用することで、シリーズが長引いた場合の第6戦にも同じスケジュールで投げられる。一方、大谷を第3戦以降に回すことで、最終第7戦にブルペンで待機するという選択肢も生まれるとしている。監督は「どうやって最高の投手たちに、7試合になる可能性のあるシリーズで最も多くのイニングを投げさせるかということだ」と、起用の意図を説明した。
さらにハリス記者は、投手起用とは別に「大谷の次戦登板を遅らせることが理にかなっているかもしれない、もう一つの理由」として、打撃不振を挙げた。大谷は地区シリーズで18打数1安打、9三振と極度の不振に陥った。ロバーツ監督は打撃の「再調整」の必要性を示唆しつつも、今回の投手起用には「何の影響も与えていない」と関連性を否定した。
それでも同記者は、シリーズ最初の2試合を打撃に集中させることは「彼のスイングを立て直す努力を損なうことにはならないだろう」と指摘。ロバーツ監督は「今シリーズ、攻撃面でショウヘイからは違う結果を期待している」と語っており、少なくとも最初の2試合は大谷が打撃に専念することになると記事を締めくくった。
(THE ANSWER編集部)
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