露呈した大谷翔平の“弱点” 対戦相手の特徴で顕著に現れたデータ、指揮官は「打席の質」求める
米大リーグのドジャースは13日(日本時間14日)からブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに臨む。気になるのは今年のプレーオフ(PO)で27打数4安打の打率.148と不振に喘ぐ大谷翔平投手の状態。米地元紙は露呈した大谷の“弱点”を示すデータを紹介し、改善を願うデーブ・ロバーツ監督の言葉を伝えている。

アームアングルが低い左腕に苦戦
米大リーグのドジャースは13日(日本時間14日)からブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに臨む。気になるのは今年のプレーオフ(PO)で27打数4安打の打率.148と不振に喘ぐ大谷翔平投手の状態。米地元紙は露呈した大谷の“弱点”を示すデータを紹介し、改善を願うデーブ・ロバーツ監督の言葉を伝えている。
鮮烈なPO初戦から一転、主砲のバットが沈黙を続けている。9月30日(同10月1日)、レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦で2本塁打を放った大谷だが、以降は5試合で長打ゼロ。PO6試合で27打数4安打、打率.148と不振に喘いでいる。特にフィリーズとの地区シリーズ4試合では18打数1安打9三振、打率.056とより深刻な状況だ。
米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「ドジャースはショウヘイ・オオタニがポストシーズンのスランプから抜け出すことを『頼りにしている』」と題する記事を公開。「このようなパフォーマンスでは我々はワールドシリーズを勝てない」というロバーツ監督の言葉を紹介している。
指揮官は「(大谷が)再修正し、ストライクゾーンに戻り、左投手と対戦する時に相手が何をしようとしているか――インコースを攻め、外角に逃げていく変化球を投げようとしていること――を理解してもらうのを我々はあてにしている。彼は打つべきゾーンをもっとうまく管理しないといけない」とレギュラーシーズンでチームを牽引したスーパースターに注文をつけた。
記事はレギュラーシーズンでは大谷がそれほど左投手を苦にしていなかったと指摘。打率は対左が.279、対右が.283と大差なく、左投手相手のOPS.898も、左対左の成績としてはメジャー3番目の高さだったという。しかし、POに入ってからは7人の左投手に対して16打数1安打、8三振と沈黙。その要因の一つと考えられるのが、対戦した投手のアームアングルだ。
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