杉田祐一、ランク22人ごぼう抜きにATPも注目「マツオカ、ニシコリの足跡に続いた」
ウィンブルドンが開幕した3日、男子テニスの世界ランキングが発表され、ATPツアーで初優勝を飾った杉田祐一(三菱電機)が44位にジャンプアップ。遅咲きの28歳の急上昇にATP公式サイトも注目し、特集している。
日本人3人目のツアー初優勝でランキング44位に急上昇「スギタ、トップ50圏内突破」
ウィンブルドンが開幕した3日、男子テニスの世界ランキングが発表され、ATPツアーで初優勝を飾った杉田祐一(三菱電機)が44位にジャンプアップ。遅咲きの28歳の急上昇にATP公式サイトも注目し、特集している。
同サイトではランキングが発表されるたび、「今週のトップムーバー」として、大きく順位を上げた選手を紹介する。今回は悲願のツアー制覇を飾った杉田について「スギタ、トップ50圏内を突破」とのタイトルで大々的に特集。以下のように記している。
「ユウイチ・スギタはアンタルヤ・オープン決勝でフランスのアドリアン・マナリノ相手に6-1、7-6を勝利。彼は最高のテニスを見せて1週間を締めくくった。日本人として3人目となるATPワールドツアー優勝者となったことにより、シュウゾウ・マツオカ(1992年ソウル・オープン)、ケイ・ニシコリ(通算11勝)の足跡に続くことになり、彼は世界ランキングでは22ものジャンプアップを果たし、キャリアハイとなる44位まで浮上した」
1995年のウィンブルドンでベスト8進出経験のある松岡修造氏(現解説者)の現役時代の最高ランクは同46位で、杉田は錦織に次いで日本人2番目の高い順位を経験したことになる。
アンタルヤ・オープン制覇の勢いに乗って戦うウィンブルドンでは、4日に地元のブライダン・クライン(英国)との初戦に臨み、四大大会初勝利を狙う。世界的にも注目を浴びつつある杉田は、テニスの聖地でも躍進を果たせるか、注目の一人となりそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer