夏の甲子園Vの沖縄尚学からもなし

　23日に行われるプロ野球のドラフト会議で、学生が指名を受けるために必要な「プロ志望届」の提出が9日締め切られた。日本高野連と全日本大学野球連盟はこの日までに、それぞれ124人と176人の提出があったと発表している。今年は特に、プロのスカウトも注目する高校生に進学希望者が多いという。提出していない有望株には、どんな選手がいるのだろうか。

　9月に沖縄で行われたU-18ワールドカップで2位となった高校日本代表の3年生19選手のうち、12人は進学志望などの理由で未提出だ。代表で主将を務めた阿部葉太外野手をはじめ、奥村凌大内野手、為永皓内野手と春の選抜を制した横浜の主力野手は提出していない。

　下重賢慎（健大高崎）、西村一毅（京都国際）の両左腕や、代表で正捕手を務めた横山悠（山梨学院）も提出しなかった。

　代表以外でも、公立校に現れた151キロ左腕として注目された芹澤大地（愛知・高蔵寺）や、最速153キロ右腕で、投打に注目の新井瑛太（兵庫・滝川）、吉田輝星（オリックス）の弟として注目され、甲子園でも投げた吉田大輝（秋田・金足農）の名前もなく、それぞれの進路が注目される。

　夏の甲子園で決勝を戦った沖縄尚学と日大三の両校からも提出がなかった。