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「嫌気がさす」怠慢走塁から一変 ド軍テオヘルの激走を米記者称賛「素晴らしいハッスル」

米大リーグのドジャースは6日(日本時間7日)、敵地フィラデルフィアでフィリーズとの地区シリーズ第2戦に4-3で勝利した。両軍無得点の7回、テオスカー・ヘルナンデス外野手がボテボテの内野ゴロで三塁から本塁突入する激走。試合序盤には“緩慢走塁”で批判を浴びた大砲は生還すると雄叫びをあげた。このプレーに米国の記者から賛辞が次々に寄せられている。

フィリーズ戦に出場したドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】
フィリーズ戦に出場したドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】

怠慢走塁で批判→ボテボテのゴロで本塁突入

 米大リーグのドジャースは6日(日本時間7日)、敵地フィラデルフィアでフィリーズとの地区シリーズ第2戦に4-3で勝利した。両軍無得点の7回、テオスカー・ヘルナンデス外野手がボテボテの内野ゴロで三塁から本塁突入する激走。試合序盤には“緩慢走塁”で批判を浴びた大砲は生還すると雄叫びをあげた。このプレーに米国の記者から賛辞が次々に寄せられている。

 7回、ドジャースは1死二、三塁の好機をつかんだ。打席のキケ・ヘルナンデスはボテボテの遊ゴロ。ただ三走のテオスカー・ヘルナンデスはスタートを切り、捕手のタッチをかいくぐって生還すると雄叫びをあげた。フィリーズのベンチはチャレンジしたがセーフの判定で、ドジャースは待望の先制点を奪った。

 テオスカー・ヘルナンデスは4回、投ゴロに倒れた打席の走塁が緩慢だと批判を浴びていた。X上では米ファンから「彼は怠慢だ」「彼のハッスル不足には嫌気がさす」「怪我しているのか?」「これは酷い」と不満が噴出。まるで別人のような激走に、米国の記者たちは一斉に賛辞を送った。

 米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「キケ・ヘルナンデスがバットを折りながら内野ゴロを打った。テオスカー・ヘルナンデスがホームイン。テオスカーの素晴らしいハッスルプレーだ」と投稿。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏は「ワオ。テオスカー・ヘルナンデスの素晴らしいスライディング。プレートのギリギリ手前までつま先を下げている」と技術にうなった。

 さらにドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者も「彼は三塁から本塁へ全力疾走し、キケ・エルナンデスのゴロで生還した。彼にとってまたも大きな瞬間だった(得点だけでなく、この攻撃の口火を切った)」と称えた。

 第1戦でも右翼守備で、目の前のボールを追わないプレーで批判を浴びたテオスカー・ヘルナンデス。その後決勝の逆転3ランと劇的な活躍を見せていた。

(THE ANSWER編集部)


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