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緩慢守備→衝撃3ラン「酷い守備でも外せない」 テオヘル汚名返上、米国は“手のひら返し”

米大リーグのドジャースは4日(日本時間5日)から敵地でフィリーズとの地区シリーズ1回戦を戦っている。2回に、先発の大谷翔平投手が3点の先制を許すきっかけとなった緩慢な守備で物議をかもしたテオスカー・ヘルナンデス外野手が、7回に逆転3ラン。劇的すぎる展開に現地報道陣は“手のひら返し”の称賛を浴びせている。

逆転3ランを放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】
逆転3ランを放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:ロイター】

テオスカー・ヘルナンデスの評価が劇的に変化

 米大リーグのドジャースは4日(日本時間5日)から敵地でフィリーズとの地区シリーズ1回戦を戦っている。2回に、先発の大谷翔平投手が3点の先制を許すきっかけとなった緩慢な守備で物議をかもしたテオスカー・ヘルナンデス外野手が、7回に逆転3ラン。劇的すぎる展開に現地報道陣は“手のひら返し”の称賛を浴びせている。

 1点を追う7回2死一、二塁、ヘルナンデスは外角高めの速球を右中間へはじき返した。スタンドへ飛び込む逆転3ランになると、何事かを叫びながらダイヤモンドを1周。ベンチで見ていた大谷も右手を突き上げ感情をむき出しにした。敵地は静まり返り、ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「Wow。7回2死からテオスカー・ヘルナンデスがマット・ストラームから3ラン。球場が衝撃で静まり返った」と伝えている。

 ヘルナンデスは2回、フィリーズが先制した場面では拙守で批判を浴びていた。無死一、二塁から大谷がリアルミュートに右中間三塁打を浴びて2点を失った。右中間を転がる打球を追ったヘルナンデスは、フェンス際の処理を中堅手のパヘスに任せるつもりだったのか最後はスピードを緩め、追うのを止めてしまった。その間に2者が生還し、打者走者も三塁へ。さらに犠飛で3点目を失っただけに、大きな失態だった。

 自らのバットで汚名返上を果たしたヘルナンデスに、ドジャースの地元局「NBCロサンゼルス」のマイケル・ドゥアルテ記者は自身のXで「これぞ、酷い守備でも彼を打線から外せない理由だ」と賛辞。球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」も公式Xに「名誉挽回だ。テオスカー・ヘルナンデスが3ラン。ドジャースが5-3でリード」とつづった。

(THE ANSWER編集部)


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