地区シリーズ・敵地フィリーズ戦

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は4日（日本時間5日）、フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ（NLDS）第1戦に先発する。投打二刀流での出場が見込まれており、米老舗誌は「ドジャースに強力なスタートをもたらす」と期待している。

　1954年創刊の米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、「ドジャース―フィリーズのNLDSに向けた3つの大胆予測」との見出しで記事を掲載した。

　同メディアは、大谷がNLDSゲーム1の先発に指名されたことに触れ、「大谷が初戦でドジャースの流れをつくる」と予想した。相手は、56本塁打でナ・リーグHR王に輝いたカイル・シュワーバー擁するフィリーズだが、「マウンドと打席の両方で大きな活躍を見せると期待している」と報道。オールスターブレーク前に投手復帰して以来、14試合に登板し、防御率2.87、62奪三振、わずか9四球と好成績を残していることを伝えた。

　さらに、2年間の投球ブランクがあったにもかかわらず、「復帰後はシャープで、ロサンゼルスがワールドシリーズ制覇を目指す中で、もはやイニング制限はないだろう」と指摘。フィリーズに対しては、9月16日（同17日）に投打二刀流で出場し5回を無安打無失点に抑え、50号本塁打も放ったことに触れた。

　記事は、「もし彼が土曜日に再び大きなショーを展開できれば、彼はドジャースがNLDSを勝ち抜くために必要な、強力なスタートを与えることができるだろう」と締めくくり、ポストシーズンでの大谷の活躍がチームの鍵を握ると予測。最終的にはドジャースが第5戦で勝利すると予想した。