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16歳清水空跳、大雨&向かい風も力走10秒61で予選1着 準決勝へ「上げます」と断言「タイムを狙いすぎず…」【国スポ】

第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は4日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第2日が行われ、少年男子A100メートル予選に高校日本記録保持者で東京世界陸上代表・清水空跳(石川・星稜高2年)が出場し、10秒61(向かい風1.1メートル)の組1着で準決勝進出を決めた。

少年男子A100メートルで準決勝進出を決めた清水空跳(手前)【写真:中戸川知世】
少年男子A100メートルで準決勝進出を決めた清水空跳(手前)【写真:中戸川知世】

国民スポーツ大会陸上第2日

 第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は4日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第2日が行われ、少年男子A100メートル予選に高校日本記録保持者で東京世界陸上代表・清水空跳(石川・星稜高2年)が出場し、10秒61(向かい風1.1メートル)の組1着で準決勝進出を決めた。

 この日は朝から強い雨が降り、さらに向かい風という悪コンディション。そんな中でも清水は大外9レーンから力強い走りで10秒61の組1着で駆け、午後に行われる準決勝に順当に駒を進めた。レース後は「気温が低くて雨の中でのレースなので、少し動きが小さくなって思い通りに走ることはできなかったけど、まず1本目なのでしっかりと修正したい」と話した。

 準決勝へ調子は上げられそうかと問われると「上げます」と断言。「今日の準決勝は気温は変わらず、天候も雨だと思う。タイムを狙いすぎず、足の負担を減らして明日の決勝に繋げたい」と冷静にプランを明かした。

 7月のインターハイで「10秒00」の高校日本新記録を樹立して優勝し、一躍、陸上界注目の的になった16歳。9月の東京世界陸上もリレーメンバーに選出されたが、4×100メートルリレーの予選、決勝ともに出番はなかった。

 大会後は息つく間もなく、U20東アジア選手権(香港)に出場。27日に男子100メートル決勝を走り10秒30(追い風0.2メートル)をマークして銀メダルだったが、帰国を挟み、すぐさま滋賀に乗り込んでくる強行軍だった。

 前戦から中5日で出場した前日の成年少年男子共通4×100メートルリレーは石川の1走を務め、予選敗退となったものの、8レーンを走った同じく東京世界陸上代表・小池祐貴(北海道)と先頭争いを演じてバトンを渡した。

 リレーのレース後は「ずっと遠征で疲れている中で最後のレース。しっかり仕上げて良いところを見せたい。(筋肉などの)張り感はない。(タイムを)狙っていこうかなと。(10秒)0台をもう一度見たい」と意気込み、100メートル予選を迎えていた。

(THE ANSWER編集部)


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