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16歳清水空跳、隣を走った選手に驚き「まさか…」 中5日で香港→滋賀の強行軍も「10秒0台をもう一度」国スポで力走

第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は3日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第1日が行われ、成年少年男子共通4×100メートルリレーに東京世界陸上代表・清水空跳(星稜高2年)が出場。地元・石川の1走を務めたが、40秒18の5組5着で予選敗退となった。

2走へバトンパスする清水空跳(左から2人目)は小池祐貴(同4人目)と先頭争いを繰り広げた【写真:中戸川知世】
2走へバトンパスする清水空跳(左から2人目)は小池祐貴(同4人目)と先頭争いを繰り広げた【写真:中戸川知世】

国民スポーツ大会陸上第1日

 第79回国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は3日、滋賀・平和堂HATOスタジアムで第1日が行われ、成年少年男子共通4×100メートルリレーに東京世界陸上代表・清水空跳(星稜高2年)が出場。地元・石川の1走を務めたが、40秒18の5組5着で予選敗退となった。

 大外9レーンから持ち前の加速力で力走した清水は、8レーンを走った世界陸上代表・小池祐貴(北海道)と先頭争いでバトンを渡した。「まさか、小池さんが隣に来るとは思っていなくて(笑)」と組み合わせに驚いた。

 まさかの展開も「しっかり緊張感をもって楽しむレースができた。楽しかったです」と言ってのけ、「代表のメンバーとして一緒に練習してきて、一緒に走るのは貴重な経験。良いレースだったと思う」と汗をぬぐった。

 7月のインターハイで「10秒00」の高校日本新記録を樹立して優勝し、一躍、注目の的になった清水。9月の東京世界陸上もリレーメンバーに選出されたが、4×100メートルリレーの予選、決勝ともに出番はなかった。

 大会後は息つく間もなく、U20東アジア選手権(香港)に出場。27日に男子100メートル決勝を走り10秒30(追い風0.2メートル)をマークして銀メダルだったが、中5日で帰国を挟み、滋賀に乗り込んでくる強行軍だった。

 入賞を目指した4×100メートルリレーは予選敗退となったものの、少年男子Aの100メートルも出場を予定している。

 予選は明日4日。「世界陸上に出られたわけじゃないけど、ずっと遠征で疲れている中で最後のレースになるので、しっかり仕上げて良いところを見せたい。(筋肉などの)張り感はない。(タイムを)狙っていこうかなと。(10秒)0台をもう一度見たい」と意気込んだ。

(THE ANSWER編集部)


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