日本卓球18歳に金星献上「あまりにも屈辱的」 中国メディアは落胆隠せず「つらいに違いない」
卓球の国際大会、WTT中国スマッシュが2日、中国・北京で行われ、男子シングルス3回戦に18歳で世界ランク24位の松島輝空(木下グループ)が登場。同6位の梁靖崑(中国)をフルゲームの死闘の末、3-2で撃破し準々決勝進出を決めた。自国開催の大会で、主力が日本の若手に敗れたという事実は中国に衝撃を与え、特に試合後に松島が見せた喜びの表現について、地元メディアは「あまりにも屈辱的」と報じている。

卓球・中国スマッシュ
卓球の国際大会、WTT中国スマッシュが2日、中国・北京で行われ、男子シングルス3回戦に18歳で世界ランク24位の松島輝空(木下グループ)が登場。同6位の梁靖崑(中国)をフルゲームの死闘の末、3-2で撃破し準々決勝進出を決めた。自国開催の大会で、主力が日本の若手に敗れたという事実は中国に衝撃を与え、特に試合後に松島が見せた喜びの表現について、地元メディアは「あまりにも屈辱的」と報じている。
中国メディア「SOHU」は「中国卓球男子チームの戦力低下 自国開催の中国スマッシュで主力が敗退 松島輝空の喜ぶシーンはあまりにも屈辱的」との見出しで記事を掲載。梁靖崑の敗戦と、中国男子卓球界が直面する現状について論じた。
記事は、梁靖崑が「最終ゲームに強い選手」であったことに言及。その最終ゲームを落としたことについて「梁靖崑のコンディションがまだ完全には整っていないことがうかがわれる」と分析した。松島の実力については「中国選手を破るだけの実力は持ち合わせている」と評価している。
勝利が決まると松島はしゃがみこみ、そのまま後転。そして両膝をついたままコートを何度も叩き、喜びを表現した。この様子について「勝利を喜び転げまわる松島輝空を見るのは、会場にいた多くの中国ファンにとって非常につらい事だったに違いない」とファンの心情を推察。さらに「松島輝空は転げまわって喜びを表現していたが、それが激しければ激しいほど、梁靖崑にとっては屈辱だっただろう」と指摘した。
同メディアは、前日には梁靖崑と同世代の林高遠も敗退したことに触れ、「中国選手は外国チームからかなり研究されるようになってきているが、中国チームは外国チームについて依然としてあまり詳しくない」と現状を分析。日本から次々と若手が登場していることにも警戒感を示した。
記事では、「梁靖崑が調子を回復させてあと2年がんばったとしても、中国男子卓球チームでこの世代がすでに力を失っている事実を変えることはできない」と指摘。「梁靖崑の敗退はチーム全体にも影響を与える。中国男子卓球の現状は決して楽観できるものではない」と締めくくっている。
(THE ANSWER編集部)
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