敗退メッツの“崩壊”始まった瞬間「センガが…」 米局が指摘した「とてつもない失敗」の内情
米大リーグのメッツは28日(日本時間29日)、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に0-4で敗れ、シーズン最終戦でプレーオフ進出を逃した。オフにはフアン・ソト外野手を15年総額7億6500万ドル(約1147億円=契約当時)で獲得するなど話題をふりまき、6月には大リーグ最高勝率を残していたチームはなぜ転落したのか。米放送局「CBS」は、そのきっかけとなった日付と事件を指摘している。

6月には大リーグ最高の成績→PO進出まで逃したのはなぜ?
米大リーグのメッツは28日(日本時間29日)、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に0-4で敗れ、シーズン最終戦でプレーオフ進出を逃した。オフにはフアン・ソト外野手を15年総額7億6500万ドル(約1147億円=契約当時)で獲得するなど話題をふりまき、6月には大リーグ最高勝率を残していたチームはなぜ転落したのか。米放送局「CBS」は、そのきっかけとなった日付と事件を指摘している。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」はメッツの敗退を受け「メッツ崩壊の内幕:フアン・ソト率いる3億4000万ドルのメッツがいかにしてプレーオフ進出を逃したか」という記事を掲載した。
メッツがプレーオフを逃したのを「とてつもない失敗だ」と言い切り「何よりもまず選手たちの失態。コーチ陣、フロント、そしてオーナーの失態でもある。このような崩壊の責任から、誰一人として逃れるべきではない」と断罪している。
さらに、メッツの転落が始まった日付を「6月12日」と言い切っている。この日のナショナルズ戦には4-3で勝利し、45勝24敗で大リーグ最高の成績を残していた。ただ翌日からは38勝55敗。ナ・リーグでもワースト5位の成績だったという。何があったのか。
この試合の先発は千賀滉大投手。5回1死の場面、エイブラムスを一ゴロに打ち取ったが、アロンソの送球がそれ、ベースカバーに入った千賀はハムストリングスを痛め交代した。記事は「センガは試合を途中交代し、1か月間欠場したが、以前のようなプレーはできなかった」と伝えている。千賀はこの時点で防御率1.47だったが、7月の復帰以降は9試合に投げたものの0勝3敗、防御率も5.90とまるで別人だった。
記事は、先発投手の層が急激に薄くなったのを大きな敗因とし「センガ、グリフィン・キャニング、タイラー・メギルの負傷により、シーズン半ばには層が薄くなった。ショーン・マネイアは春季トレーニング中の腹斜筋の負傷後、完全には調子が上がらなかった」と伝えている。さらに「失点は投手陣の力量だけではない。メッツは終盤、こっけいなほど守備がお粗末だった」と、問題はディフェンス全体に及んだ。
また、トレード期限での補強も失敗だったとしている。ジャイアンツから獲得したサブマリンのタイラー・ロジャースは28試合で防御率2.30と「非常に優秀だった」とする一方「左腕のグレゴリー・ソトは相変わらず不安定。右腕のライアン・ヘルズリーと中堅手のセドリック・マリンズは移籍後の2か月間、キャリア最悪の不調だっただろう。この3人は完全にブレーキになった」と、期待に応えられなかったと厳しく指摘した。
(THE ANSWER編集部)
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