実らぬ大谷翔平の6回0封…ため息漏らすド軍指揮官「許してしまった」 106億円男スコットに言及
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、6回5安打無失点、8奪三振と力投。2勝目の権利を持って降板したが、チームは1点リードの9回に、タナー・スコット投手がサヨナラタイムリーを浴びて、4-5で敗れた。試合後、指揮官はスコットに言及している。

敵地ダイヤモンドバックス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、6回5安打無失点、8奪三振と力投。2勝目の権利を持って降板したが、チームは1点リードの9回に、タナー・スコット投手がサヨナラタイムリーを浴びて、4-5で敗れた。試合後、指揮官はスコットに言及している。
メジャー通算100試合目の登板だった大谷は、2回まで3者凡退の立ち上がり。3回、先頭トーマスの打席で、打球速度105.8マイル(約170.3キロ)の強烈なピッチャー返しを左手に受けヒヤリとさせたが、大事には至らず。その後、三振の山を築き、6回91球を投げ、5安打無失点、8奪三振無四球の好投でマウンドを降りた。
それでもドジャースは、ブルペン陣が期待に応えられない。7回、1点を失った2番手ドレイヤーの後を継いだ3番手のエンリケスが、代打デルカスティーヨに2ランを被弾し、4-3と1点差に。さらに、9回に5番手で登板したスコットが2個の四死球で走者を出すと、犠飛で同点に追いつかれ、最後はレフトへのサヨナラ適時打を許してまさかの逆転負けを喫した。
米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の試合後番組内のインタビューで、スコットについて問われたデーブ・ロバーツ監督は深くため息。「今日は彼はスライダーに頼り過ぎた。有効だと思える速球で相手に脅威を与えられなかった。配球が予測しやすくなり、ペルドモにもスライダーを投げて、サヨナラを許してしまった」と、敗因を指摘した。
指揮官は続けて「バルガスに5球目のスライダーを投げて後ろの足に当て、歩かせてしまったのも良くない。フリーパスを与えなくても相手からアウトを取る投球をするのは非常に難しいのに」と、2つの四死球を与えた制球力にも言及している。
今オフ、4年7200万ドル(約106億6000万円)の契約でドジャース入りし、開幕からクローザーを務めているスコット。今季10度目のセーブ失敗と不安定な投球が続いている。直近4試合では失点0と調子が上向いたかに見えた中での背信に、「直近の4回の登板はとてもよかったが、シーズンのこの時期になると、すべての事が大きな意味を持つ」と、厳しい表情を崩さなかった。
(THE ANSWER編集部)
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