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世界陸上で「一発で恋に落ちる」女子選手の行動に称賛 泣きそうな仲間に肩貸し「美しく尊い」

国立競技場で行われた陸上の世界選手権東京大会は、21日に閉幕した。日本勢はもちろん、海外の超人たちが躍動した9日間の大舞台。最終日の女子走り高跳び決勝、エレノール・パタソン(オーストラリア)の振る舞いが大きな反響となっている。

女子走り高跳びのエレノール・パタソン【写真:ロイター】
女子走り高跳びのエレノール・パタソン【写真:ロイター】

東京世界陸上が21日に幕

 国立競技場で行われた陸上の世界選手権東京大会は、21日に閉幕した。日本勢はもちろん、海外の超人たちが躍動した9日間の大舞台。最終日の女子走り高跳び決勝、エレノール・パタソン(オーストラリア)の振る舞いが大きな反響となっている。

 強くなった雨の影響で約40分の中断があった女子走り高跳び決勝。再開後も雨はやまず、濡れたフィールドで記録を伸ばすのは難しい試合となった。

 20歳の新星、アンジェリナ・トピッチ(セルビア)は1メートル88、1メートル93、1メートル97を1回でクリア。だが、ニコラ・オリスラガーズ(オーストラリア)とマリア・ジョジク(ポーランド)がクリアした2メートルを3回失敗し、自身が銅メダルを獲得できるかどうかは、ヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)の跳躍に委ねられた。

 様々な感情が渦巻く中、泣きそうになりながら待つしかないトピッチに寄り添ったのは、メダル圏外が確定していたパタソンだった。

 相合傘でトピッチを雨から守り、時には肩を貸して、ともにメダルの行方を見守った。2メートルを1度失敗した後、2メートル2に挑んでいたマフチフは、この高さをクリアできず。同記録同試技数で、トピッチはマフチフとともに銅メダルを獲得した。

 中継にも映ったこの光景にファンは感動。Xには「美しく尊い姿ですね」「メダル以上に心に残るシーン」「パタソンのようなことされたら一発で恋に落ちる」「パタソンは優しさで金メダルだわ」などの声が上がった。

(THE ANSWER編集部)

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