異例救済リレーの裏で…2度妨害の“決定的瞬間”「これは酷い」 判明したザンビアの走路に驚き
陸上の世界選手権東京大会第8日で行われた男子4×400メートルリレーの予選1組(20日/国立競技場)で、米国とケニアが他国の妨害を受けたため、救済再レースが21日に実施された。妨害行為にはザンビアが関与。2度の決定的瞬間に海外からも様々な声が上がった。

東京世界陸上第8日
陸上の世界選手権東京大会第8日で行われた男子4×400メートルリレーの予選1組(20日/国立競技場)で、米国とケニアが他国の妨害を受けたため、救済再レースが21日に実施された。妨害行為にはザンビアが関与。2度の決定的瞬間に海外からも様々な声が上がった。
男子4×400mリレー予選1組では、ケニア(4着)と米国(6着)がザンビアの妨害行為により予選を通過できなかったとして、両国は抗議。一度は予選敗退となったが、その後に事態は急転。21日午前に再レースが実施され、米国が2分58秒48で一騎打ちを制した。午後8時20分号砲の決勝に進出することになった。
異例の展開が反響を呼んだ中で、米放送局「NBC」のスポーツ・ディレクターのトラビス・ミラー氏はXで「再レースにつながった、ザンビアによる異なる場面での全く同じ妨害」と記し、妨害行為の証拠画像をアップした。
画像には、上半分にケニア、下半部に米国が妨害行為を受けた瞬間が捉えられ、どちらもバトンを回そうとする間からザンビアの選手が割って入っているのが分かる。海外ファンからは驚きの声が相次いでいた。
「ザンビアは今日カオスだった」
「これは酷いな」
「冗談でしょう」
「勘弁してくれよ」
「これはクレイジーだ」
「何でこんなことが起きるのよ」
ザンビアは失格となったが、その理由は米国とケニアへの接触ではなく、バトンを受け渡さなければならない「テイクオーバーゾーン」外でバトンを受け取ったから。予選2組ではオーストラリアとブラジルも同じ理由で失格となった。
21日午前、米国がケニアを破った異例の再レースは、前日と同じメンバー、走順、レーン(米国4レーン、ケニア7レーン)で行われた。既に予選を通過している8か国に米国が加わり、計9か国が午後8時20分号砲の決勝に臨む。
(THE ANSWER編集部)
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