ロマチェンコ、戦慄の4回TKO 卒倒した元王者も衝撃「体以上にプライド傷ついた」
ボクシングのWBA・WBO世界ライト級タイトルマッチ12回戦は12日(日本時間13日)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が元WBA同級王者アンソニー・クロラ(英国)を4回TKOで下し、WBAは2度目、WBOは初の防衛に成功した。最後は強烈なワンツーで相手を卒倒させた。衝撃のKOシーンの瞬間を米興行大手が動画付きで公開。敗れたクロラは「自分の体以上にプライドが傷ついた」と衝撃を明かしている。
最後は強烈なワンツーで決着、クロラも脱帽「彼は驚異的」「非常にスペシャル」
ボクシングのWBA・WBO世界ライト級タイトルマッチ12回戦は12日(日本時間13日)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が元WBA同級王者アンソニー・クロラ(英国)を4回TKOで下し、WBAは2度目、WBOは初の防衛に成功した。最後は強烈なワンツーで相手を卒倒させた。衝撃のKOシーンの瞬間を米興行大手が動画付きで公開。敗れたクロラは「自分の体以上にプライドが傷ついた」と衝撃を明かしている。
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強すぎた。序盤からクロラを圧倒したロマチェンコ。一気に仕留めにかかったのは4回だ。ロープ際に追い込むと、最後はワンツーで右フックをこめかみに打ち込んだ。たまらず、うつ伏せに倒れ込んだクロラ。そのまま立ち上がることができず、主審が試合を止めた。視線は焦点が定まらず、表情は生気を失っていた。ロマチェンコの強さが際立った。
衝撃のKOシーンを米興行大手トップランク社の公式ツイッターが「ロマのなんてノックアウトなんだ!!!」とつづり、実際のシーンを動画付きで公開していたが、敗れたクロラも脱帽している。米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」によると、試合をこう振り返っている。
「自分の体以上にプライドが傷づいた。最善を尽くしたかったが、彼は驚異的だ。頭頂部を打たれたとき、状況は理解していたが、立ち上がることができなかった」と回顧。「彼は非常にスペシャル。ショットを無駄にすることがない。彼は支配を続けるだろう。そして、このスポーツで彼が望むことを何でもやってのけるだろう」とロマチェンコに脱帽したという。
「パウンド・フォー・パウンド」で最強の呼び声高いウクライナの至宝が、強さをこれ以上ない形で発揮してみせた。
(THE ANSWER編集部)