やり投げ女王・北口榛花にかかる大偉業「3」 鉄人超え、日本陸上界初なるか…右肘故障から復活
陸上の世界選手権東京大会は東京・国立競技場で開催中。19日の大会7日目には、パリ五輪女子やり投げの金メダリスト・北口榛花(JAL)が予選に登場。日本陸上界初の大偉業が懸かっている。

19日に予選、20日に決勝
陸上の世界選手権東京大会は東京・国立競技場で開催中。19日の大会7日目には、パリ五輪女子やり投げの金メダリスト・北口榛花(JAL)が予選に登場。日本陸上界初の大偉業が懸かっている。
北口は日本陸上界の歴史を塗り替えてきた。
22年オレゴン大会での銅メダルは、女子フィールド種目で日本勢初の表彰台。23年ブダペスト大会では金メダルを獲得し、日本女子で初めてマラソン以外で世界の頂点に立った。昨年はパリ五輪も制し、女王の座を守った。
北口には東京大会で更なる偉業に期待が懸かっている。
過去、世界選手権で連覇を達成した日本選手は19年ドーハ大会、22年オレゴン大会の男子20キロ競歩・山西利和のみ。男子ハンマー投げの室伏広治は11年テグ大会で金メダルを獲得。04年にはアテネ五輪も制している。北口が五輪も含めて3度の世界一になれば、日本陸上界初となる。
北口は6月下旬に右肘の違和感を訴え、「右肘内側上顆炎」と診断されて7月の日本選手権を欠場。故障からの復帰戦だった8月20日のダイヤモンドリーグ(DL)第13戦は、50メートル93という低調な記録で最下位10位に終わった。
同28日のDLファイナルでも最下位6位だったが、60メートル72と記録を伸ばした。「素晴らしい記録、素晴らしい順位ではないけど。私にとっては大きな一歩」。自身のインスタグラムには、前向きなコメントを残した。
女子やり投げは19日に予選、20日に決勝が行われる。ライバルを圧倒するビッグスローで、金字塔を打ち立てる。
(THE ANSWER編集部)
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