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世界陸上で緊急出場 たった1人でゴールした不屈の日本人に「これは泣いた」 感動の1枚が拡散

陸上の世界選手権東京大会は連日、国立競技場で超人たちが熱戦を繰り広げている。第4日の16日、男子110メートル障害準決勝には一度は予選敗退となっていた泉谷駿介(住友電工)が緊急出場。4台目で転倒したが、立ち上がって完走した姿に感動が広がっている。

男子110メートル障害準決勝を走る泉谷駿介(中央)【写真:中戸川知世】
男子110メートル障害準決勝を走る泉谷駿介(中央)【写真:中戸川知世】

東京世界陸上

 陸上の世界選手権東京大会は連日、国立競技場で超人たちが熱戦を繰り広げている。第4日の16日、男子110メートル障害準決勝には一度は予選敗退となっていた泉谷駿介(住友電工)が緊急出場。4台目で転倒したが、立ち上がって完走した姿に感動が広がっている。

 泉谷は15日の予選で痛恨の大出遅れがあって準決勝進出を逃した…はずだったが、他国選手の欠場によって急遽出場が決まった。

 繰り上がりを知らされたのは準決勝1時間前。慌てて準備して競技場に入り、ウォーミングアップは15~20分程度だった。

 巡ってきたチャンスを生かそうと燃えたものの、4台目で転倒。「自分の力不足を感じた」と言う泉谷だが、立ち上がって駆けた。同組のライバルははるか先にゴールし、周囲には誰もいない“1人”での疾走。オリンピックの公式Xが印象的な写真を投稿すると、ファンからは感動の声が上がり、拡散されている。

「泉谷さんは諦めない 今もこれからも」
「最後まで諦めないという、泉谷の気持ち。 次回以降、絶対にメダルを」
「その姿勢が努力がいつか絶対報われますように…!! ナイスレースでした!」
「思いっきり勝負した証拠だ。最高にかっこよかった」
「泉谷選手のこれは本当泣いた」
「カッコよすぎる」

 泉谷は29秒71でゴール。「自国開催で応援してくれる方々がいたので、最後までやり切った」と話した。

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