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水濠に頭から落下…女子選手の決定的1枚 3000m障害ならではのハプニング、本人は自戒の投稿【追憶の世界陸上】

陸上の世界選手権東京大会は13日に開幕し、21日までの9日間、国立競技場で熱戦が繰り広げられる。今大会が20回目となる大舞台では、過去に記憶に残る様々なシーンがあった。1991年以来、34年ぶりに東京で開催されるこの機会に「追憶の世界陸上」として振り返る。2022年オレゴン大会では、女子選手が頭から水たまりに落下した。

2022年オレゴン大会の女子3000メートル障害予選に出場したレア・マイアー【写真:ロイター/アフロ】
2022年オレゴン大会の女子3000メートル障害予選に出場したレア・マイアー【写真:ロイター/アフロ】

追憶の世界陸上・2022年オレゴン大会

 陸上の世界選手権東京大会は13日に開幕し、21日までの9日間、国立競技場で熱戦が繰り広げられる。今大会が20回目となる大舞台では、過去に記憶に残る様々なシーンがあった。1991年以来、34年ぶりに東京で開催されるこの機会に「追憶の世界陸上」として振り返る。2022年オレゴン大会では、女子選手が頭から水たまりに落下した。

 計35個の障害を飛び越える3000メートル障害は、転倒の危険が伴う過酷なレース。中でも最深部0.7メートル、長さ3.66メートルの水濠の飛越はスリリングだ。

 2022年オレゴン大会。女子3000メートル障害予選1組。レア・マイアー(ドイツ)は水濠障害でバランスを崩し、水の中で頭からダイブ。すぐに立ち上がって走り出したが、全身びしょ濡れ。このアクシデントも響いたか、8位に沈んで決勝進出はならなかった。

 レースから1週間後、マイアーは自身のインスタグラムを更新。投稿した写真はなんと、頭から落ちる決定的瞬間をとらえたものだった。

「ミスをしたらどうするか。それを認め、学び、繰り返さない」と自らへの戒めとしたマイアー。「肉体的にも精神的にも痛かった。初めての世界選手権、私が想像していたように終わらなかった。でもシーズンはまだ終わってないし、まだ諦めない」と決意をつづった。

 3000メートル障害はアクシデントが多い。今年の東京大会でも、13日の男子3000メートル障害予選ではジョルディ・ビーミッシュ(ニュージーランド)が転倒し、後続の選手に顔面を踏まれる悲運を味わった。しかし、すぐに立ち上がるとするすると上位に取りつき、組2着に。15日の決勝では大混戦を抜け出し、8分33秒88で優勝している。

 同じく女子では、予選3組でカザフスタンのデイジー・ジェプケメイの左足のスパイクが脱げるアクシデント。9分41秒36の9位で予選落ちしたが「観客は『行け!行け!』と大声で叫んでいたわ。だから私は身体を動かして『必ず勝つ』と言い聞かせたの。私は諦めの悪い女だから」と語っていた。

(THE ANSWER編集部)


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