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ジークスター東京、開幕黒星のショック払拭 悲願の初Vへ1勝、雰囲気変えた選手間ミーティング【リーグH】

ハンドボールリーグHで悲願の初優勝を目指すジークスター東京が、開幕2戦目で初勝利をあげた。ジークスターは15日、東京・アリーナ立川立飛に富山ドリームスを迎えたホーム開幕戦を37-21(21-12、16-9)で大勝。開幕戦でブレイブキングス刈谷に敗れたショックから立ち直り、目標のレギュラーシーズン1位突破にスタートを切った。

ホーム開幕戦で勝利したジークスター東京【写真:編集部】
ホーム開幕戦で勝利したジークスター東京【写真:編集部】

ハンドボール・リーグH

 ハンドボールリーグHで悲願の初優勝を目指すジークスター東京が、開幕2戦目で初勝利をあげた。ジークスターは15日、東京・アリーナ立川立飛に富山ドリームスを迎えたホーム開幕戦を37-21(21-12、16-9)で大勝。開幕戦でブレイブキングス刈谷に敗れたショックから立ち直り、目標のレギュラーシーズン1位突破にスタートを切った。

 スタンドに詰めかけた1523人のファンの前で、ジークスターが強さを見せつけた。LB泉本心(25)が先制点を決めると、その後も着々と加点。司令塔のCB伊禮雅太(24)のパス回しも冴え、相手のミスもあって開始12分過ぎには10-3と大量リードを奪った。

 前半を21-12で折り返すと、後半も差を広げた。昨季は前半大差をつけながら後半は動きが止まって終わってみれば接戦になることも少なくなかったが、この日は最後まで相手を凌駕し続けた。佐藤智仁監督(40)も「心は熱く、頭は冷静に、最後まで集中力を切らさず戦ってくれた」と満足そうに話した。

 初優勝を目指して迎えた2年目のリーグH。開幕戦の相手はブレイブキングス刈谷だった。「勢いに乗るにはいい相手」(佐藤監督)だったが、闘志は空回り。チャンスを作りながらもシュートミスを連発し、自滅するように27-33で敗れた。

 RW柴山裕貴博(33)は「正直、勝てると思っていたからショックでした」と明かした。佐藤監督からは「負けた結果は変わらない。切り替えよう」と言われたが「しばらくはチームの雰囲気もドヨーンとしてました」。切り替えられたきっかけは選手同士のミーティング。思いを吐き出して、前向きになれた。「まだ(ホーム戦で)やり返すチャンスはあるという気持ちになれた」と話した。

 この日の相手は昨季14チーム中13位の富山。大勝も順当とはいえ、佐藤監督は「相手がどこでも、開幕戦でもプレーオフ決勝でも、変わらないのがチームの原則。そういう意味でも、今日の試合で手ごたえを感じた選手は多かったはず」と満足そう。ミスが完全になくなったわけではないものの、気持ちのこもったシュートはGKの手をはじいてゴールに吸い込まれた。

 開幕ダッシュこそ逃したが「負ける時はいつも自滅。心を一つにやるべきことをしっかりやれば、どのチームにも負けない」と柴山。両チーム最多の7得点で試合のMIPに輝くと、スタンドのファンに「圧倒的な力を見せつけて勝ち続け、今シーズンは絶対に優勝します」と力強く宣言した。(荻島弘一)

(THE ANSWER編集部)


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