完敗アフマダリエフは顔面あざだらけ 激闘12Rで負ったダメージ…傷なし尚弥とは対照的
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が14日、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。“最大の強敵”に見せ場を作らせず完封。アフマダリエフは試合後、会見場に姿を見せなかったが、母国の記者が傷だらけの様子を紹介した。

井上尚弥VSアフマダリエフ
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が14日、名古屋市のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との防衛戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。“最大の強敵”に見せ場を作らせず完封。アフマダリエフは試合後、会見場に姿を見せなかったが、母国の記者が傷だらけの様子を紹介した。
井上戦に完敗したアフマダリエフは、判定を聞いた途端に拍手を送り、自身の敗戦と井上の勝利をけ入れた。試合後の会見には姿を見せず。ウズベキスタン放送局「MY5」のシロラ・イソコワ記者が、アフマダリエフの様子をインスタグラムに公開した。
メディアの取材に応じているが、額、目の周りにはあざができ、激闘を終えたことを物語っていた。井上が目立った傷なく試合を終えたのとは対照的。それでも紳士に対応し、お辞儀するようなシーンもあった。
会見したアフマダリエフ陣営のディアストレーナーは、0-3という判定結果について「もっと接戦ではなかったかという印象。少し開いていた」と語りつつ、「ただただ単純にMJより井上の方が強かった」と脱帽した。一方で「良いパンチがあって当てられたが、それによってのダメージはなかった。もっと強くなってMJは帰ってくる」と大きなダメージはないことも強調していた。
一方の井上は元世界ヘビー級の伝説王者ジョー・ルイス、元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーに並ぶ世界戦最多の26連勝。5度目の4団体同時防衛はサウル・アルバレス(メキシコ)を超える世界最多となった。
井上の判定勝ちは2019年11月のノニト・ドネア第1戦以来、6年&12戦ぶり。プロ4度目だった。戦前から「今回は判定決着でもいい」「どんな形でも、どんな内容でもしっかり勝ちに行く」と語っていたが、アフマダリエフに見せ場を作らせない完勝を収めた。
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