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女子マラソンで国を越えた助け合いに場内拍手 消耗激しい42.195km…サリバンが小林に肩貸し、小林は安藤にタオルを【東京世界陸上】

陸上の世界選手権東京大会第2日が14日に行われ、国立競技場発着のコースで争う女子マラソンで小林香菜(大塚製薬)が7位入賞。佐藤早也伽(積水化学)が13位、安藤友香(しまむら)が28位に入った。

ゴール後、健闘を称え合う小林香菜(左)とサリバン【写真:中戸川知世】
ゴール後、健闘を称え合う小林香菜(左)とサリバン【写真:中戸川知世】

東京世界陸上

 陸上の世界選手権東京大会第2日が14日に行われ、国立競技場発着のコースで争う女子マラソンで小林香菜(大塚製薬)が7位入賞。佐藤早也伽(積水化学)が13位、安藤友香(しまむら)が28位に入った。

 午前7時30分スタートとはいえ、暑い中のレース。終盤、上位のアフリカ勢がレースをやめる選手も出るなど消耗の激しい42.195キロだった。

 そして、日本勢最上位の7位で入賞した小林はぐったりとしてトラックに座り込んだ。すると、先にゴールしていたサリバン(米国)が歩み寄り、肩を貸して健闘を称えた。場内から拍手も起きた。

 今度は小林が、後から来た佐藤、そして安藤を出迎えた。消耗の激しい安藤にはタオルとドリンクを持ち、労いの言葉をかけた。

 レースはドリンクを落とした選手が道を戻ったり、小林自身もコースを間違えかけたり、ハプニング続きだった。しかし、そんな過酷な戦いを乗り越えたランナー同士のスポーツマンシップが輝いていた。

(THE ANSWER編集部)

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