100m決勝の超大接戦に世界が衝撃 2~4位は9秒88「1人メダル貰えない」0秒003差で明暗【追憶の世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会は13日に開幕し、21日までの9日間、国立競技場で熱戦が繰り広げられる。今大会が20回目となる大舞台では、過去に記憶に残る様々なシーンがあった。1991年以来、34年ぶりに東京で開催されるこの機会に「追憶の世界陸上」として振り返る。2023年ブダペスト大会の男子100メートルは空前の僅差で明暗が分かれた。

追憶の世界陸上・2023年ブダペスト大会
陸上の世界選手権東京大会は13日に開幕し、21日までの9日間、国立競技場で熱戦が繰り広げられる。今大会が20回目となる大舞台では、過去に記憶に残る様々なシーンがあった。1991年以来、34年ぶりに東京で開催されるこの機会に「追憶の世界陸上」として振り返る。2023年ブダペスト大会の男子100メートルは空前の僅差で明暗が分かれた。
人類最速を決めるファイナルのトラックに、サニブラウン・ハキームが立っていた。7位だった22年オレゴン大会に続き、2年連続の進出。8レーンから号砲に反応した短距離のエースは、世界の強豪に食らいつき10秒04(無風)で6位に入った。
レースを制したのはノア・ライルズ(米国)。9秒83で金メダルだったが、2位以下は大接戦のままゴールになだれこんだ。
2位のレツィレ・テボゴ(ボツワナ)、3位のザーネル・ヒューズ(英国)、4位のオビク・セビル(ジャマイカ)は9秒88の同タイム。1000分の1秒まで計測が行われ、2位と3位の差はわずか0秒001、3位と4位の差は0秒003だった。
当時のネット上では「2、3、4位が9秒88で3人並ぶのやばすぎだろ」「ほんとに大接戦」「3人が9秒88ってすごいね」「1人メダル貰えないの辛すぎる」などの声が上がっていた。
ライルズは昨夏のパリ五輪同種目でも金メダル。2位のキシェーン・トンプソン(ジャマイカ)と同タイムの9秒79だったが、同様に0秒005差でライバルを下した。2人は東京で再び激突する。
(THE ANSWER編集部)
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