男子100m予選でまさかの日本勢全滅 10年ぶりの屈辱 2大会連続決勝サニブラウンも及ばず【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年大会以来、34年ぶり。男子100メートル予選には桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン・ハキーム(東レ)、守祐陽(大東文化大)が出場したが、全員敗退した。

東京世界陸上が開幕
陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年大会以来、34年ぶり。男子100メートル予選には桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン・ハキーム(東レ)、守祐陽(大東文化大)が出場したが、全員敗退した。
世界の壁は高かった。7月の日本選手権を5年ぶりに制し、8月には8年ぶりの9秒台となる9秒99をマークしていた桐生。予選3組に登場すると向かい風1.1メートルの中、10秒28の5着に終わった。「自分のふがいなさが出た」と言葉を絞りだした。
世界大会初出場の守は、予選2組で10秒37(追い風0.1メートル)の7着。「平常心でいようとしたが、いつも通りにできないのが世界大会の難しさ。声援を力に変えることができなかった」と振り返った。
日本の最後の砦として、最終7組のサニブラウンに期待が懸かった。6月末に右股関節上部に骨挫傷を負い、7月の日本選手権は予選敗退。今季ベストが10秒31で臨んだ今大会、10秒37の7着で散った。
レース後は「もったいないことした。前半で遅れを取ってしまったので中盤、動きが長くなって後半失速してしまった」と回顧。今季は調整が遅れており、「帳尻を合わせたからといって世界のやつらと戦えるわけじゃない」と完敗を受け止めた。
この種目で日本勢が準決勝に進めないのは15年北京大会以来、10年ぶり。厳しい状況だが、メダルを狙う4×100メートルリレー(20日予選、21日決勝)までに立て直せるか。
(THE ANSWER編集部)
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