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痙攣&車いすで運ばれた競歩・川野将虎が回復を報告 原因は熱中症「通常に生活できる程に回復」

陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年以来、34年ぶり。最初の決勝種目、男子35キロ競歩で川野将虎(旭化成)は2時間37分15秒で18位。死力を尽くしたゴール後は、倒れこんで痙攣を起こした。容体が心配されたが、夜7時半過ぎにSNSを更新。無事を報告した。

男子35キロ競歩、レース後に倒れる川野将虎【写真:中戸川知世】
男子35キロ競歩、レース後に倒れる川野将虎【写真:中戸川知世】

東京世界陸上が開幕

 陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年以来、34年ぶり。最初の決勝種目、男子35キロ競歩で川野将虎(旭化成)は2時間37分15秒で18位。死力を尽くしたゴール後は、倒れこんで痙攣を起こした。容体が心配されたが、夜7時半過ぎにSNSを更新。無事を報告した。

 2022年オレゴン大会は1秒差で銀メダル、2023年ブダペスト大会銅メダル。悲願の世界一を目指した川野だったが、ウルタード(エクアドル)を追って2番手を歩いていた27キロ付近で異変が起きた。ふらつき、胸を押さえて苦悶の表情。嘔吐したとみられたものの、その後も懸命に歩を進めたが、ペースは上がらずメダル争いから脱落した。

 18位でなんとか国立競技場のゴールにたどりついたものの、フィニッシュ後に仰向けに倒れ、足などに痙攣を起こした。胸を苦しそうに押さえ、駆け付けた救護スタッフに車いすに乗せられて退場。銅メダルを獲得した勝木も心配そうに近寄っていた。

 ゴールからおよそ10時間後の夜7時半過ぎ。インスタグラムを更新した川野は「体調は回復したので安心してください」とストーリーに投稿。「沢山の応援ありがとうございました」と感謝を述べた。

 さらに、投稿でも長文のメッセージを掲載。「まずレース後に熱中症で運ばれた件に関して」としており、理由は熱中症だったと言及。「その後医務室の大会スタッフの方々にスムーズに適切な処理をしていただいたお陰によって、通常に生活ができる程回復しております ご心配をおかけしてしまい申し訳ございません。スムーズに対応をしていただいた大会スタッフの方々に感謝いたします」と対応に感謝した。

 また、18位に終わったレースを振り返り、「今大会に向けた想いは強く、金メダルを獲得することを意気込んで臨んだ試合でしたが、レース終盤で大きく失速してしまい、結果は18位でした。悔しい結果にはなりましたが、この結果に深く向き合って必ず強くなって帰ってきます」と再起を宣言。銅メダルとなった勝木に「主導権をずっと握った上でラストも粘って3位! 本当に流石でした」と祝福した。

(THE ANSWER編集部)

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