男女混合4×400mリレー日本、サプライズ決勝進出! 予選敗退→他国失格で繰り上がり…選手は絶叫&涙「なんも言えない」【東京世界陸上】
陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年大会以来、34年ぶり。男女混合4×400メートルリレーの日本は、予選1組に登場。3分12秒08の日本新記録で組5着となった。一度は敗退となったが、2組の上位チームに失格が出て繰り上がりに。サプライズ決勝進出を果たした。決勝進出は史上初。

東京世界陸上が開幕
陸上の世界選手権東京大会が13日、国立競技場で開幕した。東京での開催は1991年大会以来、34年ぶり。男女混合4×400メートルリレーの日本は、予選1組に登場。3分12秒08の日本新記録で組5着となった。一度は敗退となったが、2組の上位チームに失格が出て繰り上がりに。サプライズ決勝進出を果たした。決勝進出は史上初。
1レーンの日本は1走から今泉堅貴、井戸アビゲイル風果、吉津拓歩、松本奈菜子のメンバーで予選に臨んだ。スタート前のレーン紹介でひと際大きな歓声を浴び、今泉から8番手付近で井戸へ。2走・井戸は6番手に上げる力走。3走・吉津はそのままポジションを守り、アンカーの松本にバトンを託した。最後の直線でジャマイカを抜き、5着でゴール。従来の日本記録3分15秒71を3秒63も大幅更新する新記録となった。
各組の着順上位3チーム+タイム上位2チームが決勝に進める条件だったが、続く2組の結果、日本は予選敗退に。選手たちは涙ながらに中継局のインタビューに応じていた。ところが、2組を走ったケニアが失格。繰り上がり進出が決まり、選手たちは絶叫し、涙で抱き合った。
再びマイクを向けられ、今泉は「なんも言えないですね」、井戸も「やばいです、もう1本走れるのうれしいです」と歓喜。吉津は「チャンスをもらえたのであとは出し切れるか」、松本も「もうほんとにうれしい気持ちなので、ラスト1本大事にもう1回日本記録を更新したい」と夜に行われる決勝に向け、意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)
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