有森裕子会長、涙の会見「泣かないつもりでしたが…」 あす東京世界陸上が開幕、一言目から声震わせ感激
陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。12日には世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長、日本陸連の有森裕子会長、東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が会場での会見に登壇。有森会長は涙をこらえて声を震わせながら感激の思いを語った。

世界陸上が13日に開幕
陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。12日には世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長、日本陸連の有森裕子会長、東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が会場での会見に登壇。有森会長は涙をこらえて声を震わせながら感激の思いを語った。
有森会長は「会長になりたての有森です」と自己紹介。本題に入り、一言目から万感の思いがあふれた。「この競技場にこれだけの世界中から素晴らしいメディアの方々と、世界中からのトップアスリートと日本中の子どもたち、ファンの皆様にこの競技場を通じて陸上競技を応援してもらえるエネルギーを生めることを嬉しく思います」と目を潤ませ、声を震わせながら思いを語った。
涙をこらえながらの熱弁。「泣かないつもりでしたが、とても感激しています」と続けた有森会長。無観客での開催となった2021年東京五輪に触れ、「スポーツというものがアスリートが存在するだけではなく、全ての人がエネルギーを得られて、高め合って、そういうエネルギーが大事なんだと思う。あの時の感情を今一度払拭して、スポーツはやっぱりこうじゃなきゃいけないよねという気持ちを呼び起こせる、そんな大会になると思う。マザーオブスポーツの陸上が人間をいろんな意味で鼓舞するものだと感じてほしい」と展望を述べた。
(THE ANSWER編集部)
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