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「みんな大谷やベッツを話題にするが…」 苦境ド軍に“救世主”出現「チーム全員に有利だ」

米大リーグ・ドジャースは10日(日本時間11日)、本拠地でロッキーズと対戦する。前日の同カードでは7-2で3連勝を飾り、地区首位を守った。米メディアは、今カードで復帰したと選手の名前をあげ、その重要度を語っている。

ドジャースのマックス・マンシー【写真:ロイター】
ドジャースのマックス・マンシー【写真:ロイター】

本拠地ロッキーズ戦

 米大リーグ・ドジャースは10日(日本時間11日)、本拠地でロッキーズと対戦する。前日の同カードでは7-2で3連勝を飾り、地区首位を守った。米メディアは、今カードで復帰したと選手の名前をあげ、その重要度を語っている。

 MLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」で特集されたのは、右腹斜筋の痛みで故障者リスト入りしてから、8日(同9日)の試合で約3週間ぶりに復帰したマックス・マンシー内野手だ。

 司会のアドナン・ヴィルク氏が「マンシーは色々な意味でこのラインナップの重要なピースだと思いますよね」と水を向けると、現役時代にはオールスターに3度選出され、現在は同局のアナリストを務めるショーン・ケイシー氏は「本当にそう思います。マンシーがいなくなってから、ドジャースは崩壊し始めましたよね」として、データを示している。

 そこで示されたのはマンシーが出場時の勝敗、得点、打率、OPSなどを比較した8日(同9日)の試合消化時点でのデータ。マンシー出場時には55勝35敗なのに対し、不在時には25勝29敗と勝利数が落ちているとし、「これは本当の数字です。1試合当たりの得点を見てください。マンシーがいない時は、ほぼ2点少なくなっています。打率もOPSも、全て下がっています」と明らかにしている。

 続けて「マンシーの素晴らしい所はボールをインプレーにできるということです。一瞬でゲームの流れを変えることができます。オオタニやベッツのことをみんな話題にしますが、マンシーがラインアップにいることのありがたさに気づかないこともあります」とその働きを絶賛。「彼は右中間、左中間など球場のどこにでもホームランを打てて、左腕にも強い。ゲームチェンジャーとなる当たりを打てるのです。特にメガネをかけてからね」と、付け加えた。

「そして、もう1つ彼が長けている点は、彼はホームランを打つだけでなく、出塁や選球という点で貢献していることです」と長打力に加えて選球眼の良さを指摘。「球をよく見て、カウントを進めて四球を選び、相手の先発に球数を投げさせることができます。これを見てください。1打席で9球投げさせて、四球を選んでいます。これは次の打席のバッターにとっても良いことです」と褒めたたえた。

 ケイシー氏が示したデータによると「1回の打席で平均何球相手投手に投げさせたか」というランキングで、マンシーはナ・リーグ6番目(4.25球)に位置。「そのような打者がラインアップにいることは、チーム全員に有利なことです。マンシーがこのタイミングで復帰したことは、ドジャースが大変な時に現れたスーパーヒーローのようです。マンシーが戻ってきたことでドジャースは安心できるでしょう」と、ドジャース打線におけるマンシーの重要性を改めて解説していた。

(THE ANSWER編集部)


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