橋本は「従来型のカットマンと明らかに異なる」　その理由は

　同メディアは橋本について「従来型のカットマンと明らかに異なる特徴がある」とする。カットマンの多くは守備に重点を置くが、橋本は「攻守一体型」だと表現。こう分析した。

「攻撃力がとびぬけて強く、反応は極めて速く、しばしば不意を突く突然の攻撃を仕掛ける。攻撃と守備の切り替えの滑らかさにしても、攻撃のタイミングの的確なコントロールにしても、トップクラスと言って過言ではない。コートでは軽やかに走り回り、その持久力は同じタイプの選手をはるかに凌駕する。カットマンに強いと言われる早田ひなでさえ、今年、橋本には敗れているし、張本美和も同様に彼女に敗れている」

　記事で「スーパーカットマン」とも記されている橋本は、回転に対する判断がまだ不十分な中国の若手にとって「なすすべもない状態に陥りやすい」存在だという。「今晩の決勝でも、覃予萱は最初から最後まで対応策を見つけることができなかった。第3ゲームの冒頭に一度リードしたが、それも橋本自身のミスによるものだった」と指摘した。

　以前から中国に対する存在感を強めてきている橋本。記事でも「目覚ましい活躍を見せるとともに、橋本のシングルスのランキングも次第に上昇してきており、今後は大きな大会に参加する機会も増えてくるものと思われる。とりわけロサンゼルスオリンピックでは男女混合団体とダブルスの種目が追加されるため、中国チームに対抗する力を強化するためにも、日本チームは彼女のような万能の選手を必要とするだろう。このカットマンの未来には更に注目する必要がある」と改めて警戒されていた。