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議論呼んだ由伸ノーノー逸の場面は「正しいプレー」 ド軍コーチが見解「必要な状況では…」

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は6日(日本時間7日)、敵地オリオールズ戦に先発し、あと1死のところでノーヒットノーランの快挙を逃した。9回2死から1番ホリデイにソロ本塁打を浴びた場面で、議論になったのが右翼手アンディ・パヘスのプレー。ホームランキャッチを試みなかった判断について、ド軍コーチが見解を示した。

あと1死のところで快挙を逃し、デーブ・ロバーツ監督(手前)と抱き合う山本由伸【写真:ロイター】
あと1死のところで快挙を逃し、デーブ・ロバーツ監督(手前)と抱き合う山本由伸【写真:ロイター】

ド軍パヘスのプレーに見解

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は6日(日本時間7日)、敵地オリオールズ戦に先発し、あと1死のところでノーヒットノーランの快挙を逃した。9回2死から1番ホリデイにソロ本塁打を浴びた場面で、議論になったのが右翼手アンディ・パヘスのプレー。ホームランキャッチを試みなかった判断について、ド軍コーチが見解を示した。

 9回2死までノーヒットでこぎつけた山本。しかし、ここで1番ホリデイに右翼へ特大なフライを打たれた。打球はフェンス最上部付近に当たってグラウンドへ。一瞬、二塁打と思われたが、審判が腕を回して本塁打の判定となった。この打球に右翼手パヘスはキャッチに行かず、クッションボールを待って処理した。

 7日(同8日)のオリオールズ戦を中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では、この場面に再注目。ドジャースのディノ・イーベル三塁コーチに見解を尋ねたキルステン・ワトソンさんのレポートが流れた。

 パヘスと映像を見返したというイーベルコーチ。パヘスは当時「打球が高すぎてジャンプしても届かなかった」と判断したという。ワトソンさんは「彼はジャンプしようとしているように見えましたが、ボールが高すぎると分かった瞬間にジャンプをせず、クッションボールの処理に切り替えたとのことです」と、詳細を明かした。

 ノーヒットノーランの大記録が懸かっている状況で、一か八かで捕球を試みるべきとの考えにイーベルコーチは理解を示す。ただ、打球を追っていたパヘスには捕球する確率が0%だという判断が浮かんでいたという。

 総合的な見解として、ワトソンさんは「ディノが言っていたのは、必要な状況では一か八かのプレーをするべきだ。しかし、最終的には彼は打球を正しく読んで正しいプレーをしたということです」と明かし、パヘスのプレーには妥当性を感じたようだ。

(THE ANSWER編集部)


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