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「こんなバットは見たことがない」 アストロズ選手の不正疑惑「見た目が…」CY賞右腕が大困惑

米大リーグ・ヤンキースは4日(日本時間5日)、敵地アストロズ戦で8-4の勝利を収めた。9回にアストロズのテイラー・トランメル外野手が二塁打を放った直後、審判団が長い協議の末、バットを没収する異例の事態が発生。メジャーで17年間プレーし、通算194勝を挙げた名手も「こんなバットは見たことがない」と困惑していた。

ヤンキース戦に出場したアストロズのテイラー・トランメル【写真:ロイター】
ヤンキース戦に出場したアストロズのテイラー・トランメル【写真:ロイター】

ヤンキース―アストロズ戦

 米大リーグ・ヤンキースは4日(日本時間5日)、敵地アストロズ戦で8-4の勝利を収めた。9回にアストロズのテイラー・トランメル外野手が二塁打を放った直後、審判団が長い協議の末、バットを没収する異例の事態が発生。メジャーで17年間プレーし、通算194勝を挙げた名手も「こんなバットは見たことがない」と困惑していた。

 5点リードの9回、トランメルが左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、審判団がトランメルのバットを囲んで何かを協議。「バットの規定確認の為の中断です」とアナウンスした。その後、バットを没収してリーグ関係者に渡した。トランメルはそのまま二塁に残った。

 米ニューヨーク州地元局「YESネットワーク」の中継では、実況のマイケル・キー氏が「審判団はバットを見ているんでしょうか……?」と反応。この日の解説を務めたのは、現役時代にヤンキースなどメジャーで17年間プレーし、1994年にサイ・ヤング賞を獲得した通算194勝右腕のデービッド・コーン氏。「バットについた痕を確認していますね。不正物質がついているか調べているのかもしれません」と推測した。

 中断のアナウンスがあると、キー氏は「バットについた痕が見えますね。ラベルか何かかもしれませんが、基準よりもずっと高い位置にあります。それに、ラベルには見えません」と注目。コーン氏も「削られているようですね。見た目が普通じゃありません。こんな痕のついたバットは見たことがないですよ」と困惑した様子だった。

 試合後、ヤンキースのアーロン・ブーン監督の会見映像を同局公式Xが公開。「このシリーズで気づいたもので、リーグに問い合わせた」「バットに何かをすることは許されない。私は彼がやっていたとは言っていないが、我々が気づいてリーグは違法に見えると言っていた」などと説明していた。

(THE ANSWER編集部)

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