開幕直前ウィンブルドン展望 英メディアが見る“BIG4”の状態、注目選手は?
“BIG4”以外には、チリッチ、F.ロペス、ティエム、キリオス、ズベレフに着目
一方で、調子が上向きなのがロジャー・フェデラー(スイス)だ。ウィンブルドン優勝7回を誇る“芝の帝王”は、先のゲリー・ウェバー・オープンを制して今季ツアー4勝目挙げた。BBCも「35歳となり、キャリアの終わりに向かって来ている可能性があるが、1月に全豪オープンを制した。彼はグランドスラム優勝18回という記録をさらに伸ばすつもりだ」と評価。名手ピート・サンプラスとならんでいるウィンブルドンの歴代最多優勝記録(7回)で単独トップ入りも視野に入るとしている。
フェデラーの長年のライバルであるナダルは、ウィンブルドンに向けた休養のためエイゴン選手権を欠場した。しかし、記事では「全仏オープン10度目の制覇で、ウィンブルドンの優勝候補となった。31歳となりながらも、負傷の問題を乗り越えて世界ランキング2位に浮上した」として、ツアーで結果を残している現状に触れている。
マレー、ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの“BIG4”以外では、BBCは「ロンドンでも好調を維持しようとしている」選手として、エイゴン選手権で決勝を戦った世界ランキング6位のマリン・チリッチ(クロアチア)と同25位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)の名前を列挙。さらに全仏オープンでジョコビッチを破った23歳のドミニク・ティエム(オーストリア)や22歳のニック・キリオス(オーストラリア)、弱冠20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)といった若手を紹介している。
果たして、今年のウィンブルドンは誰が制するのだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer