「日本はアジアバレーの栄誉背負う」 歴史ある中国紙も認めた女子4強 「2人のヒーロー」を絶賛
バレーボール女子の世界選手権は3日、タイで準々決勝が行われ、日本がオランダに3-2(20-25、25-20、22-25、25-22、15-12)で勝利し、準決勝に進出した。石川真佑、和田由紀子らが躍動し、逆転で15年ぶりのメダルに王手。劇的勝利を中国メディアも手放しで称えていた。

日本が15年ぶり世界選手権メダルに王手
バレーボール女子の世界選手権は3日、タイで準々決勝が行われ、日本がオランダに3-2(20-25、25-20、22-25、25-22、15-12)で勝利し、準決勝に進出した。石川真佑、和田由紀子らが躍動し、逆転で15年ぶりのメダルに王手。劇的勝利を中国メディアも手放しで称えていた。
セットカウント1-2と追い込まれた日本は、第4セットで石川、佐藤らがスパイクで得点。さらに和田、宮部のサービスエースが決まるなど25-22で勝負は最終第5セットへ。出だしから3連続失点の苦しい展開だったが、和田のエースなどで6-6に追いつき、粘りのバレーで逆転。最後は石川のスパイクが決まって勝利を手にした。
劇的な展開で15年ぶりの世界選手権メダルに王手。これには中国の歴史ある新聞社「解放日報」も「女子バレー世界選手権:日本チームが5セット戦い抜いてオランダを逆転。15年ぶりに4強」との見出しで、躍動ぶりを手放しで称えた。
「日本は2度不利な局面に追い込まれながらもすさまじい粘り強さと正確な戦術の展開で5セットの激戦を制し、3-2で世界ランク8位のオランダに逆転で勝利し、準決勝に進んだ。これにより、日本女子は2010年以来、15年ぶりに世界選手権の準決勝に進出することとなり、同時に、今大会におけるアジア勢唯一の希望として夢をつないだ」
こう記された記事では、日本が「強靭な競争力」でグループリーグを勝ち上がり、決勝トーナメントでも開催国タイを相手に「容赦ない戦い」で3-0のストレート勝ちを収めたと紹介された。「中国が1-3でフランスに敗れた後、日本はベスト8で唯一のアジアチームとなり、アジアバレーボールの栄誉を背負って戦っている」ともされている。
同紙は第2セットの日本が「迅速なリズムの調整を見せた」とし、サーブでのプレッシャーが増したと注目。「スピーディーで変化に富んだ攻撃でオランダの守備を乱した」と評した。さらに第4セットについては「日本が非常に完璧な守備を見せ、数々のファインプレーを見せると同時に、攻撃でも高い効率を維持し、和田がオランダのブロックを何度も突破し、石川はバックローから見事なプレーを繰り返した」と記した。
記事で「この試合の2人のヒーロー」として挙がったのが和田と主将の石川。両軍最多の27得点だった和田については「スパイク成功率は58%。重要な局面で何度も力を発揮した」と紹介。25得点だった石川には「バックローからの攻撃とブロックはいずれも目を見張る素晴らしさだった」と記した。「この2人が挙げた得点は52点で、チーム全体の得点の65%を占める。つまり、2人が逆転の中心的な原動力となった」と絶賛していた。
6日の準決勝は、トルコと対戦する。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)











