大坂の新契約争いに“敗戦” アディダス本国は落胆「ナオミがナイキに取られる」
スポーツメーカーのナイキ社は女子テニス世界ランク1位の大坂なおみ(日清食品)と契約を結んだことを発表した。本人はロサンゼルスの名所に巨大看板が掲げられたことを感激と興奮でSNSにつづっていたが、これまで契約していたアディダス社の本国ドイツのメディアは「テニス界の驚異がナイキに取られる」と落胆している。
新契約の攻防に“敗戦”、独メディア報道「オオサカの契約延長に失敗」
スポーツメーカーのナイキ社は女子テニス世界ランク1位の大坂なおみ(日清食品)と契約を結んだことを発表した。本人はロサンゼルスの名所に巨大看板が掲げられたことを感激と興奮でSNSにつづっていたが、これまで契約していたアディダス社の本国ドイツのメディアは「テニス界の驚異がナイキに取られる」と落胆している。
ドイツ週刊誌「FOCUS」電子版は「アディダス、テニスワンダーのナオミ・オオサカをナイキに取られる」と見出しを打ち、大坂とナイキ社の契約について特集。英紙「The Times」の報道を引用した上で「アディダスが日本のトップテニスプレーヤー、ナオミ・オオサカの新たな契約をめぐる競争に敗れた」と報じた。
記事では、今後は大坂がナイキのロゴをつけて試合に出場すると紹介した上で「アディダスは全米と全豪を制したナオミ・オオサカの契約延長に失敗。テニス界の日本の驚異は最後の最後で、ライバル社であるナイキとの複数年契約に決めた」と自国が誇るスポーツブランドが契約争いに負けたと報じている。
さらに、直近数か月は大坂の新たな契約がテニス界で憶測を呼んでいたとし、「信頼のおける専門家によると、契約は年間850万ドル(約9億5000万円)となる模様」と伝えた。
また、記事では今回のナイキ社との契約により、大坂が目下の女子テニス界で最も稼いでいる選手の一角に食い込むことになると指摘。大坂より好条件にあるのは、18年全豪オープン女王のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、4大大会通算23勝のセリーナ・ウィリアムズ(米国)のみになったとしている。
(THE ANSWER編集部)