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F1元王者が角田裕毅を痛烈批判「実力不足」 9位入賞オランダGP前にバッサリ「ホンダのおかげ」

自動車レースのF1は現地8月31日、今季第15戦オランダGPの決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は9位でフィニッシュ。5月のエミリア・ロマーニャGP以来8戦ぶりの入賞を果たした。このレース前には、元世界チャンピオンが角田を痛烈に批判。「実力不足なのはわかっている」「残すのか、他のドライバーを起用するのか?」とまで言われる中で粘りの走りを見せた。

角田裕毅【写真:ロイター】
角田裕毅【写真:ロイター】

97年世界王者のジャック・ヴィルヌーブが角田批判

 自動車レースのF1は現地8月31日、今季第15戦オランダGPの決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は9位でフィニッシュ。5月のエミリア・ロマーニャGP以来8戦ぶりの入賞を果たした。このレース前には、元世界チャンピオンが角田を痛烈に批判。「実力不足なのはわかっている」「残すのか、他のドライバーを起用するのか?」とまで言われる中で粘りの走りを見せた。

 モータースポーツ専門サイト「motorsport.com」はオランダGP決勝を前に「ジャック・ヴィルヌーヴ、ユウキ・ツノダを痛烈批判『彼はピークに達した』」という記事を掲載した。1997年にウィリアムズでドライバーズチャンピオンに輝くなど、F1通算11勝を挙げているジャック・ヴィルヌーブ氏の発言だ。

 記事によれば、ヴィルヌーブ氏は英衛星放送「スカイスポーツF1」に出演し「レッドブルは既に彼(角田)の価値を理解していると思う。何年も彼を起用してきた。レッドブルのジュニアチームとメインチームで5年間。彼が実力不足であることは分かっている」と厳しい言葉で批判した。

 さらに「彼ら(レッドブル)は彼がピークに達したことを理解している。ずっとピークを迎えており、そこに到達できたのはホンダのおかげだ」と、レッドブルとはパワーユニットを通じて関係が深いホンダの後押しでキャリアを維持しているとしている。

「レッドブルやマクラーレンのようなチームなら、戦えるドライバーが2人必要だ。レッドブルにはいない。それが問題なんだ。彼が実力不足なのは分かっている」

 続けて「それでどうするか? そこそこな走りをしてポイントを取ってくれるかもしれないが、マシンの開発には貢献せず、チームを後押しできないドライバーを残すのか? それともリスクを冒して他のドライバーを起用するのか?」と、暗にドライバー交代を求める内容だった。

 角田は今季開幕をレッドブル傘下のレーシングブルズで迎えたが、第3戦日本GPからレッドブルに昇格。ここまで13戦に出走し入賞4回の成績を残している。この記事が掲載された後のオランダGP決勝では、終盤にマシントラブルを抱えながらも入賞圏内を守り切った。今後どのような走りを見せてくれるだろうか。

(THE ANSWER編集部)


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