フィリーズのシュワーバーが大爆発

　米大リーグ、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が28日（日本時間29日）、本拠地フィラデルフィアで行われたブレーブス戦で1試合4発と大爆発。49本塁打とし、前日まで45本で並んでいたドジャースの大谷翔平投手を一気に突き放した。衝撃の固め打ちに、7月15日（同16日）のオールスターを思い出す日本人ファンもいた。

　シュワーバーは「2番・DH」で先発出場。初回に右翼へ46号ソロを放つと、4回の第3打席では右翼へ47号2ランを叩き込んだ。

　さらに5回の第4打席では逆方向に48号3ラン、7回の第5打席にも右翼へ49号3ラン。1試合4発の大爆発で、並んでいた大谷を一気に突き放した。

　9回を終えて同点だった7月15日（同16日）のオールスター。ホームランダービーで勝敗を決することになり、シュワーバーは3スイング全てホームランを放ち、ナ・リーグを勝利に導いた。

　Xには、44日前の球宴での大活躍を思い出した日本人ファンも。「オールスターで3スイング3HRできる人だからな　流石だわ」「オールスター戦のホームラン競争みたいに　ぽんぽん打つなあ」「シュワーバー選手は確か、オールスター戦の延長戦でもホームランばんばん放った記憶」などのコメントが寄せられた。

　シュワーバーは23年には打率.197で47本塁打。打率1割台で40発という史上初の大珍記録も樹立している。大谷に立ちはだかる32歳には、「ロマン砲の完成形みたい」との声も上がっていた。ちなみに今年の打率は.248となっている。